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スウィングが良くなれば、強風の中でも飛距離も方向性もUPします

2018年5月9日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:飛距離アップ

コラムカテゴリ:スクール・習い事

強風の中でもスウィングが良くなれば飛距離も伸びるし、方向性も安定します。

今回はGWにラウンドレッスンさせて頂いたIさんです。
Iさんは、元々神戸におられましたが、現在はお仕事の関係で関東にお住まいです。
そのため、GWとかお盆等にしかレッスンが受けられません。
ですので、4月29日(日)は定休日でしたが、特別に店を開けてレッスンさせて頂きました。
5月3日にその成果を発揮していただきましたので解説していきますね。
その日はピンフラッグが真横にはためくほどの強風が吹いていましたが、Iさんのショットは今までと違って力強く、飛距離も方向性も格段にUPしました。
左の写真は、去年のもの。右が先日のものです。

スタートを撮影するタイミングが若干ずれていますが、同じカメラの同じシャッタースピードで撮ったものです。
左は赤い線の所に軸が来ていないといけないのに対して、まだ青い線の所までした来ていません。右肩が左股関節の上に来ていないのです。
また手首がフラットになっている(紫の線で囲った部分)のが分かります。
これはこの時点ですでに右手がルーズになっており、右てのひらがやや開いてしまっているから起きているのです。
以前のコラムで書かせて頂いたOさんと同じ現象ですね。
対して右は、何も言うことがありません(笑)
しっかりと体重移動ができており、いい始動です。

左は右にウェイトが載っているように見えて、左肩が右の股関節までしか来ていません。
いわゆるギッコンバッタンに近い状態になっているのですが、なかなか素人目にはわからないと思います(笑)
右はハーフの時点ですでに軸がセンターまで動いてきています。
また手首のコックもしっかりできており、シャフトが寝ていません。
この時点で、右の小指をややしっかりと握るようにしているので、ゆるみがないんですね。
グリップエンドも、スウィングセンターの前にしっかりありますからブレないです。

左はダウンスウィングに入っていますが、この時点では体重軸は赤い線まで先行して動いていないといけません。
しかしまだ青い線の所に残ってしまっています。
これは右てのひらにゆるみがあるため、切り返しが遅れてしまっているからです。
右ではしっかりとウェイトが右に載り、まだトップまでには余裕があります。
左肩が右の股関節の上まで来ているのが良く分かりますね?

左は切り返し(写真3)から1コマで1/4しかヘッドが動いていません。
腰の回転を見て頂きたいのですが、回転ではなく横揺れ(スウェイ)になっています。
スウェイしながら振り遅れているので、インパクトの前にシャフトがしなってしまっています。
右では、やや上がりすぎのきらいはありますが、シャフトはターゲット方向を向き、地面と平行の所まで上がっています。
写真3の左と比べて頂けば、捻転の差は一目瞭然でしょう。

左は赤の線まで動いていないといけない体重が、青い線の所に残っています。
だから右ひじが曲がり、手首も伸びてしまってクラブを放り投げるようなフォロースルーになっています。
対して右は、手のひらに遊びがないため、切り返しで遅れが出ず、この時点でシャフトがしなってきているのが良く分かります。
写真3の左と比べて頂けば、手首の角度に明らかな差があることが分かります。
体重も、既に右に移ってきていますね?

左はつんのめったような形になっています。
右では見事なインパクトの形ができていますね?
ウェイトは左かかと線上に載り、左ひじは伸び、右ひじには余裕があります。
腰もスウェイではなく、キチンと捻転できています。
また1年前の写真では、1コマで1/4しか動かなかったヘッドが、先日の写真では1コマでトップからインパクトまで(1/2)動いています。
つまりヘッドスピードが格段に上がったことを示しているのです。
これもトップに行くまでに、手のひらが緩んで振り遅れるところを修正したから上がったのです。

左はフィニッシュでまだ左に動こうとしています。つんのめっているわけです(笑)
右では、左足の上に体重が動いており、クラブも写真5とは全く違う位置に上がってきています。
左股関節の上で回転がなされていることが良く分かると思います。
欲を言えば、もう少しクラブが立って上がってくれればもっと飛距離も伸びるんですけどね。
それはまぁ今後の課題です(笑)

フィニッシュの差は一目瞭然でしょう。
左は体が流れてしまっているのに対して右の方は圧倒的にきれいで、収まりのいいフィニッシュです。
つまりスウィングの過程で、バランスがいいからフィニッシュもきれいになるのです。

まとめ
トップでのゆるみは、振り遅れを生じ飛距離も出ないし、方向性も悪くなる。
ゆるみを抑えるためには、ハーフウェイあたりから右の小指をセットアップ時より軽く強めに握るのも一つの方法。
振り遅れの原因はひとつだけではないので、この方法を試してみても直らない場合はすぐにやめてください。
薬が合わないのと同じで、一つの現象に対して原因はいくつも考えられるため、合わない薬を飲み続けるのは却って良くないことがあります。
基本的に、我流で直そうとせず専門家の診断と処方を仰ぐのが一番です。

いかがでしたか?
前に出て頂いたOさんや、今回のIさんのスウィングの変化は?
オーシャンゴルフアカデミーにお越しに頂けば、貴方のスウィングをこの方たちのように素晴らしいものに変えていくことが可能です。
勇気を出して、無料体験レッスンを受けてみられませんか?
いつでもお待ちいたしております。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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