飛距離アップの理由(わけ)

深田洋史

深田洋史

テーマ:ラウンドレッスン

昨年最後のラウンドレッスンより、スウィングの分析をしてみたいと思います。

Tさんはドライバーの平均飛距離180ヤードを目指すアベレージゴルファーです。
Aは昨年の夏。Bは昨年末のものです。

ご覧いただけば、明らかにAよりBの動きの方が先行しています。
しかし1でも2でもウェイトの載り方がBの方がしっかり右に載っていることがわかります。
3ではAがまだトップにあるのに対して、Bでは既にダウンスウィングに入っていますね?
B3では、まだ手首がリリースされず不十分ではあってもいわゆる『タメ』ができています。
だから4の画像ではとても不思議に見える現象が起こっているのです。

早く動いているはずのBですが、4ではほぼ同じタイミングでインパクトを迎えているのです!
夏と同じ動きをしていたなら、4でもBの方はすでにフィニッシュまで行ってしまっているはずなのですが、年末の写真ではそうなっていません。
それはなぜか?
Bではしっかりとウェイトが右に載っているため、3でタメができた。
だから手の動きは速いのに、ヘッドが遅れてきた。
つまり4でのヘッドスピードは、Bの方が速くなっているということなのです。
A4ではグリップエンドが体の左側にはみ出てしまい、体が開いた状態でインパクトしているのに対して、Bではグリップエンドが体の正面を向いています。
だからウェイトもきちんと左に移ってきています。
5ではAのシャフトが立っている=縦振りになっているのに対してBでは軸を中心とした円運動で動いているため、Aよりも寝ています。
6を見れば、ウェイトの載り方と軸の傾きの差は明らかです。
この日Tさんは、今までこのコースで切ったことのない50を切れました。
やはりこの一連の写真に表れているように、スウィングが良くなってきたため飛距離が伸び、アプローチのしやすい場所にボールを置くようになれたことが大きな理由だと思います。

飛ばないと悩んでいる皆さん。
Tさんのようにスウィングを軸にそって回転させることができるようになれば、もっと飛びますよ(笑)
やってみませんか?

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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