第1回 定期ラウンドレッスン

深田洋史

深田洋史

テーマ:ラウンドレッスン

今月より、基本的に第2日曜日を定期ラウンドレッスンの日としました。
昨日はその第1回目でした。

参加されたのはAさん、Mさん、Tさんです。
さすがに昨日の暑さで、私も生徒さんたちもフラフラでしたね(苦笑)
ではいつものようにスウィングの分析をして行きましょう。
ただし、最終ホールなので皆さんかなり疲れており、フォームも乱れています。

まずAさんです。

この日のAさんは、ちょっと重心を下げすぎでした。
重心を下げているため、身体の捻転がいつもより浅く、結果として手が上に上がってしまっています。
体重もやや左に残り気味ですね。
Aさんの基本は、赤い線のところまで体が廻り、紫の線が赤の線と重なります。
しかし昨日は写真のようにズレていました。
でもそんな中、要所要所を締めてスコアをまとめたのはやはりラウンド経験の多さ(キャリア)でしょう。

次にMさんです。
この日Mさんは本来の豪打が爆発せず、左への引っかけを多発していました。
そして引っ掛けるのを嫌がって、右へのプッシュアウトも出ていました。

いつもより前傾が浅くなってしまっています。
そのためトップで頭が左に残ってしまっています。
その結果、インパクト時に頭が右に残りすぎ、俗に言うギッコンバッタンのスウィングになっています。
もう少前傾角を維持し、普段どおりの体重移動ができればすぐに直ると思います。

最後にTさんです。
Tさんはこの中で最年長ですが、キャリアは一番浅いです。
体格もよく、飛距離も十分に出るのですが、いかんせんキャリア不足から来るアプローチミスが多かったです。

トップで」右ひざが伸びきっていますね?
そのため右に体重が載っているように見えて、実は左に残ってしまっています。
だからそのズレを逃がすため、左肘がほぼ直角に曲がっているのです。
途中、ハーフショットを意識してやってもらうとミスが減ったのはバランスが良くなったからでしょう。


ラウンドレッスンは、この場でスウィングを直すために行うのではありません。
普段の練習ではやらないことをコースではやらかしてしまいます。
このことはプレーヤーの皆さんは実感としてあると思います(笑)
この『やらかしてしまうこと』をみつけ、これからの課題として解決していくために一緒にコースを廻るのです。
私からすると、自分自身の宿題(生徒さんのエラーの発見と解決策の模索)を探しに行くようなものです。
ですから自分自身のプレーは全然楽しくありません(笑)
私にとっては、自分がいいスコアを出すことよりも、生徒さんのゴルフが良くなるほうがうんと大切なのです。
だから苦行ともいえるラウンドレッスンは、私にとっても生徒さんにとっても不可欠なのです。

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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