男性が結婚相談所で婚活をするとき、何度かのデートで断られる男性の傾向とは?
離婚という出来事は、人生の中で誰もが望んで経験するものではありません。
それでも、その経験を通してしか見えない“気づき”や“変化”があります。
長年、仲人として多くの再婚希望者と向き合ってきた中で、私は何度もその光景を見てきました。
離婚を境に、人は改めて自分の価値観を見つめ直し、
「次こそは、丁寧に幸せを築きたい」という静かな決意を胸に、前へ進もうとします。
そして実は──
再婚がうまくいく人には、ある共通点があります。
それは、離婚という大きな経験を“失敗”として終わらせず、
自分自身を深く理解するきっかけに変えられるかどうか。
離婚経験そのものが再婚の妨げになるのではありません。
むしろ、そこから何を学び、どう次に活かすかで、
「次の幸せ」は大きく変わっていきます。
今回は、仲人として25年の経験から見えてきた
再婚がうまくいく人の共通点と、離婚の捉え方の大切さ
についてお伝えします。
──離婚という「大きな経験」を次に活かせるかどうかがすべて─
人生の中で「離婚」という出来事は、とても大きな転機です。
心身ともに疲れ、価値観が揺さぶられ、これまでの人生を見つめ直す時間でもあります。
私は長く仲人として活動し、多くの再婚者をサポートしてきましたが、
その経験から断言できることがあります。
再婚がうまくいく人と、うまくいかない人の違いは、
“離婚の経験をどう捉え、どう次に活かすか”──ただ、それだけです。
離婚経験そのものが問題なのではありません。
むしろ、離婚を経験したからこそ、より丁寧に、より幸せな結婚を選べる人も大勢います。
では何が「次」に進める人と進めない人を分けるのでしょうか。
今回は、仲人の専門的な視点からその違いをお伝えします。
■ 1. 「性格の不一致」を“自分ごと”として理解できるか
離婚理由で最も多いのが「性格の不一致」
です。
しかし、この言葉には大きな落とし穴があります。
性格の不一致とは、本来 どちらか一方が悪いという意味
ではありません。
価値観、優先順位、コミュニケーションの癖──
その“噛み合わせ”が合わなかったというだけのことです。
ところが、再婚がうまくいかない人ほど、
この「性格の不一致」を “相手のせい”
だけで片づけてしまいがちです。
- 「相手が頑固だった」
- 「相手の家庭観が合わなかった」
- 「相手の態度が悪かった」
確かに相手にも改善点はあったかもしれません。
でも、結婚生活は二人で作り上げていくもの。
一方的に相手だけを責めている限り、次の結婚でも同じことが起きてしまいます。
再婚がうまくいく人の共通点
「あれは二人の関係性の問題だった」
と、客観視できる人です。
- 自分にも改善できる部分はあった
- コミュニケーションの取り方を変えていれば違ったかもしれない
- 自分の癖や弱点を知ることができた
こうした自己理解があると、再婚後の関係は驚くほど安定します。
■ 2. 他罰的ではなく、“原因を客観視”できる人が前に進める
再婚を考えるとき、一番大切なのは 「原因分析」 です。
けれど、離婚は心が傷つく経験ですから、
人はどうしても“相手のせい”としたほうが楽な場合があります。
しかし、この姿勢のまま婚活を再開すると、次のような悪循環が起きます。
- 相手への期待が過度に高くなる
- 相手の欠点ばかりが目につく
- ちょっとした違和感で心を閉ざす
- 「また傷ついたらどうしよう」と恐れが強くなる
いわゆる “防御的な婚活”
に入ってしまい、良縁を逃しやすくなります。
一方、再婚がうまくいく人は、
「離婚の原因」を感情ではなく、事実として整理できる人
です。
- 喧嘩になるパターン
- すれ違ったタイミング
- お互いが求めていた結婚生活
- 自分が譲れない軸
これらを冷静に振り返ることができれば、
次の婚活では“自分に合う人”を自然と選べるようになります。
■ 3. 「幸せにしたい/してほしい」よりも、「一緒に幸せを作れるか」で判断できる人
離婚後の婚活では、どうしても
「次こそ幸せになりたい」という気持ちが強くなります。
しかし、“幸せにしてほしい”という気持ちだけが大きくなると、
自分の理想像を相手に押しつけてしまう危険があります。
再婚がうまくいく人は、ここが違います。
「一緒に幸せを作っていける人か?」
という視点で相手を見ます。
- 丁寧に話し合えるか
- 相手の価値観を尊重できるか
- お互いが成長し合えるか
- 違いを“敵”ではなく“個性”と捉えられるか
こうした視点でパートナーを見られる人は、
前回の経験がしっかり糧になっている証拠です。
■ 4. “丁寧な婚活”ができる人は、再婚後の生活が安定する
再婚が成功している方々に共通するのは、
- 「焦って選ばない」
- 「自分の軸を明確にしている」
- 「仲人としっかり相談して進める」
という姿勢です。
特に大切なのは、
どんな人となら安心して暮らせるのか
という「日常の相性」です。
前回の結婚生活で大変だったことがあるからこそ、
焦らず、丁寧に一つずつ確認しながら進められる人は強いです。
■ 5. 離婚の経験は“マイナス”ではなく、“人生が深まった証
私は仲人として、
離婚の経験があるからこそ素晴らしい再婚をされた方をたくさん見てきました。
離婚経験は決してマイナスではありません。
むしろ、
- 自己理解が深まる
- 人の弱さに寄り添える
- 婚活で大切な「軸」ができる
- 相手の良い部分を素直に受け取れる
こうした“人としての成長”が自然と身につく方が多いのです。
そして何より、
一度経験したからこそ「今度こそ大切にしよう」という気持ちが強い。
これが再婚を成功させる最大の力になります。
まとめ
再婚がうまくいく人とうまくいかない人の違いは、
離婚という経験を“どう捉えるか”にあります。
- 相手を責めるだけで終わらせない
- 原因を客観的に振り返る
- 自己理解を深める
- 焦らず、丁寧に婚活できる
- 幸せを“一緒に作れる人”を選ぶ
これらが自然にできる人は、再婚後の生活が驚くほど安定します。
もし今、再婚に向けて一歩を踏み出そうとしているなら、
どうか焦らず、あなた自身の歩幅で大丈夫です。
あなたの経験は、次の幸せへの大切な土台になります。
専門家メッセージ
離婚経験は決して“再婚の妨げ”ではありません。
むしろ、これまでの経験から自分自身を理解し、価値観を整理できる方ほど、再婚後の関係は安定する傾向があります。
大切なのは、過去を一つの学びとして次に活かす姿勢です。
丁寧に向き合うことで、再婚の成功率は確実に高まります。
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