発達障害児の子育て曲線
まちるどでは発達障害児やグレーゾーンの子どもたちにどうやって勉強を教えているのか?
これがわかれば誰でもできる!?
まちるどのマル秘学習支援法を、初公開です!
[目次]
1. 学習支援を成功させるために必要なこと
2. 学習支援における成功とは何か?
3. 学習支援を可能にしている講師の特長
4. まちるどの学習支援法
☆(おまけ)最後に学習支援に欠かせない秘密がもう一つ!
1. 学習支援を成功させるために必要なこと
私たちは子どもたち、ママたちに本当に幸せになってほしいと願っているので全力でサポートに取り組みます。でも、子どもたちやママたちと目指す方向が違うと私たちのサポートにも限界が出てきます。そこで、学習支援の効果が出た親子が支援を受けるにあたってどのような取り組み方をしているのかを知ってほしいと思います。
【学習支援が成功するための条件】
①子ども→休まず継続して授業に通う
②親→継続して相談室、フィードバック(子の送迎)に通う
③親→子どもの成長を信じて待つ
④親→お金、時間、手間を惜しまない
⑤親子→自分自身に向き合う強さを持っている
まちるどで成功した人たちは私たちと協同作業ができた人たちです。ただ誰かに何とかしてほしいという漠然とした思いでは子どもの学習状況を改善できません。ぜひ前向きに積極的に子どもの支援に関わってほしいと思います。
2. まちるどにおける学習支援の成功とは?
まちるどが考える成功、目指すべき場所とは以下の3つです。
・自律学習の芽が出る
・学びに対する意欲が育つ
・自己理解が進む
この3つの力が養われたら、まちるどはもう不要です。まちるどは困ったときの避難港として機能するだけで日々の支援はもう必要ありません。もちろん、継続して支援を受け続けるとさらに効果が期待できますが、子どもたちは独立して明るい未来を築くことができるようになります。まちるどから卒業する、これが私たちが目指す最終のゴールです。(卒業生が戻ってきてくれるのはいつのときもうれしいです!)
3. 学習支援を可能にしている講師の特長
全然タイプの違う二人ですが、この二人がまちるどの支援を実践しています。
代表木村知子
☆特長
・オープン
・視野が広い
・洞察力がある
・情報からの推論が得意
・少し自閉傾向があるため、自閉症児の気持ちがわからなくもない
岩井美香
☆特長
・親しみやすい
・野心的
・観察力がある
・指示を受けての実行が得意
・日本人の心を持っている
・落ちこぼれの経験があるため、勉強ができない子どもたちの気持ちがわかる(落ちこぼれから巻き返しました)
「岩井が持っているものは木村が持っていない、木村が持っているものは岩井が持っていない」
二人でワンチーム。この二人の補完性がまちるどの学習支援を可能にしています。
4. まちるどの学習支援法
さていよいよ学習支援法の中身についてです。
まちるどでは独自の「学習支援OODA(ウーダ)」を考案し実践しています。これは一般的なOODAループを元に学習支援用に発展させ、まとめたものです。
OODA(ウーダ、ウーダループ)とは、意思決定と行動の理論のことで、
「観察(Observe)→状況判断(Orient)→意思決定(Decide)→行動(Act)」の4つからなります。
まちるどではこれを学習支援版にアレンジしています。
↓
①観察:子どもの客観的な情報の収集
②洞察・推論:困りごとの情報分析、原因の仮説、見立て
③計画策定:学習の最近接領域の設定、具体的な指導計画策定
④行動:計画実施、検証
【①観察:子どもの困りごとを見る!(岩井)】
子どもの微細な動き、行動、言葉、反応など、子どもの状態、様子を取りこぼすことなくキャッチする。
【②洞察・推論:子どもがなぜ困っているのかがわかる!(木村)】
①の情報を受け、精神医学、哲学、宗教学、障害学、言語学、心理学、社会学などの幅広い学問の知識、学習、経験など、長年にわたり培ってきたすべての引き出しを使って子どもの困りごとの原因を探る。
【③困りごとを改善できる方法を創る!(木村)】
学習の最近接領域の設定、教材の選定、数ヵ月(最長3ヵ月)単位の指導計画策定など、改善が見込まれるかつ実行可能な計画を立てる。
【④計画を実行し、改善できたかを検証!(岩井)】
計画を実行し、困りごとに改善が見られたかを検証する。
これらを無限にループして子どもの困り感を軽減させていきます。
難しい!と思われたでしょうか?これだけではわからない!でも興味はある!と思っていただけた方はぜひセミナーにご参加くださいね。もっと丁寧にわかりやすく、ご自身でも実践できるようにノウハウを伝授します。
☆おまけ
そしてこれだけではない!最後にもう一つ!
学習支援の成功に絶対に欠かせないもう一つの秘密をお伝えします。
それは、
「お母さんと子どもが両輪で育つ」
ことです。これがまちるどの最大の強み、まちるどが得意とする親子支援、学習支援です。
相談室に通われるお母さんたちは私たちから様々な助言や工夫を受け取っています。子どもとの関わり方やマインドシフトなどを実行し、その結果を検証し、そして改善する、このような母親版OODAを講師と一緒に繰り返しています。
さらに、お母さんは自分自身にも向き合い、自分の子育てに自信が持てるよう、お母さん自身も成長していきます。子どもが成長している間お母さんもまた自分育てをしているということですね。この親育ちは一人では難しいので第三者のサポートを受けられるのをお勧めします(一人でもできます)。
また、親育ちの過程でお母さんが子どもの困りごとをためらいなく私たちに話せるようになります。それによって私たちは子どもの特性をより速く、深く理解できるようになります。まちるどで見ている子どもの特性は社会的場面での特性です。家での子どもの素の特性は見られないため、お母さんからの聞き取りは非常に大切で役に立ちます。この理解が学習支援を支えていると言っても過言ではありません。お母さんからの話を聞く機会がある、これがあるのとないのとでは雲泥の差なのです。
学習支援を成功へと導くには親の覚悟が必要です。親の熱意と子どもの成長が学習支援、発達支援の成功の鍵を握っています。