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木村知子

通常学級での学びをサポートする発達相談&学習支援のプロ

木村知子(きむらともこ) / 子育て&学習支援トレーナー

完全個別学習支援教室 まちるど

コラム

まちるどってどんなところ?何を学べる?言葉の発達支援とは?

2022年10月21日 公開 / 2022年10月22日更新

テーマ:発達障害児の子育てと勉強

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 発達障害 支援国語 勉強法子育て悩み相談

読めない、書けない、コミュニケーションがうまくいかないなど言葉における困り感が出てくるのは幼児期以降。でも言葉の発達は実は0歳のときから始まっています。お子さまの言葉の遅れが気になる方は手遅れにならないように適切な支援を早めに受けましょう。

◎子どもの言葉の発達支援を受けるときの流れ

【乳幼児期】
<①聴覚など器質的な問題がないかを確認>
音の聞き取りなど言葉の検査を受けられる耳鼻咽喉科を調べましょう。
    ⇓
<②言葉の発達を阻害する要因がないかを確認>
発達や心理の診察、検査を受けられる小児神経科、小児科を調べましょう。
    ⇓
【2歳~6歳】(※2歳前でも可)
<③社会性を養う:ソーシャルスキルトレーニング・療育を開始>
子どもの特性に合った児童発達支援事業所等を探しましょう。言葉の発達には社会性が欠かせません。社会性が伸びると言葉も伸びるのでソーシャルスキルトレーニングはとても大切です。
    +
【3歳~】  
<④ 勉強するための素地を作る:③の療育と同時に言葉の発達支援・学習スキルトレーニングを開始> ←まちるどはここ
言葉の発達支援、学習支援を行う教育施設を探しましょう。児童発達支援事業所、放課後等デイサービスでもこれらの支援を受けられる場合があります。勉強の机上に乗らない場合はまずは療育を優先するようにしましょう。(まちるどは児童発達支援事業所、放課後等デイサービスではありません)
    ⇓
【6歳~12歳】
⑤小学校教育
読む、書く、聞く、話す、語彙、文法、学習言語など将来の高等教育に向けて、言葉の力の土台を作ります。

◎まちるどにはどんな子どもたちが通えるの?

(学習支援対象児)
・言語発達障害児(LD含む)
・自閉症スペクトラム障害児
・知的境界知能児
障害者手帳、発達障害診断は必要ありませんが、原則普通級に通うお子さまを対象としています。

(年齢)4歳~9歳まで(9歳までにご入会いただいた方は大学生までサポートがあります)

現在小学生~大学生まで様々な生徒さまが通っておられます。読み書きが苦手、作文が苦手、コミュニケーションがうまくいかない、学校が嫌いなどみんなそれぞれいろいろな困りごとがあり、父親、母親を含めた手厚い支援を行っています。

◎幼児期の言葉、どこに注意する?

基本的な言語発達は概ね5歳までに完成されます。したがってもし言葉の発達に遅れがあればその年齢までに適切なアプローチを開始したいところです。幼児期には言葉の数(発語の数)を気にされる保護者さまが多いですが、そうではなく、観察のポイントは2つ。

・周囲からの言葉を理解しているか
・自分と関わろうとする人、または自分の周囲の人に興味があるか

です。周りからの簡単な指示や語りかけられる単語、会話の意味を理解できているか、お母さんが何かを指さしながら話しかけるとそちらに興味が向くか、周りで遊んでいる子どもたちに興味を示すかなど、発話の語数ではなくこれらができているかを注意深く見てほしいと思います。ただ実際は幼児期の育児はとても大変で、観察する余裕がないというのもまた事実。その場合は「あれ?うちの子何か周りの子と違うかも?」というママの勘を大切にしてほしいと思います。
ママの勘は専門家の診断より優れています!

しかしそうは言ってもやはり医師や発達心理のプロでもない限りママが子どもの遅れを見抜くのは至難の業。実際は小学校に入ってから子どもの読み書きの苦手さによって言語発達の遅れに気づき、小学2年生ぐらいまで様子見をした結果、すでに授業が辛くなってから相談機関を訪れるケースがほとんどです。子どもの言葉の発達のアプローチに適切な時期を逃さないために、気になることがあれば早めに医療機関を受診されることをお勧めします。

聞こえ、発音、言葉の遅れが気になる場合はまずは耳鼻咽喉科(言葉の検査を受けられる医療機関を探してください)を、多動、こだわり、癇癪などが気になる場合は小児神経科、なければ小児科を受診されるといいです。乳幼児の場合、どこに問題があるのか複数の医療機関を受診しないと原因をつきとめられないことがほとんどです。一つの診断結果に一喜一憂するのではなく、病院ごとの診断、検査結果をもとに今までの成育歴等を振り返りながら、ママ自身が子どもの発達を自分なりに考えられる力を育てましょう。もしママの考えが間違っていても大丈夫!チャレンジは何度でもできます。子どもの発達の見立てが違っていた、その時は〇〇が問題だと思ったけど根本の原因は別のところにあったなどは専門家の間でも起きることです。トライアル&エラーを繰り返すことで子どもの抱える困難により近づける、より深く寄り添えることになりますので、失敗を恐れずに現実に向き合う強さを身につけてほしいと思います。

まちるどでは医療機関、学習支援機関、療育機関などさまざまな支援機関をご紹介しております。どこに行けばいいのかわからないという方はぜひ一度まちるどにご相談ください。

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