海外調達で起こること 14 < 返品 ;異品納品 ③ >
このブログに目を通していただいたみなさま。
新年明けましておめでとうございます。
今年はアメリカの景気抑制に連られて日本の景気も芳しくないと評論家は申しております。
たとえそうであっても世の中の消費財は流動します。
流動すれば、必ず生産財へ波及します。
そのときチャンスを逃さないためにも考えうる手を全て打っておきましょう。
「世の中、お金に糸目をつけなければなんでも手に入る」
欲しいものは、時間をかけて探せば少々高くついても必ず見つかる- 絶対ではありませんが、電子部品の調達にも当てはまります。
代理店に細かい種別はありませんが、ここでは
・部品メーカーと販売(代理店)契約している関係を「一次代理店(正規代理店)」、
・正規代理店を介して流通させる商社を「代理店」と呼ぶことにします。
たとえ“一次代理店”と呼ぶ企業であっても契約外のメーカー部品を取扱うと、そのルートは「一次代理店」ではありません。
1つ前で書いた「メーカー → (正規)代理店 → ユーザー」のルートは、メーカー側も部品の動きをトレースでき、私たちユーザーも品質、サポート面で安心出来ます。
一方このルートから外れると、なにかと不安が付いて回ります。
ここではこのルートの中心にいる企業を「ブローカー」と呼ぶことにします。