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清水正樹

部品調達、生産改善の両面からモノづくり企業を支えるプロ

清水正樹(しみずまさき) / 調達・購買のコンサルティング

株式会社ロアゾー・ブラウ

コラム

企業探求 5 -あの頃のキーエンス-

2022年8月20日 公開 / 2022年9月26日更新

テーマ:企業考察

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 経営戦略事業計画 立て方業務改革

あの頃を振返って。。。。。

 同じ企業に永く勤めて出たり入ったり複数の部署を経験すると、会社が変わっていく様が一層よくわかります。
私が就職したころに比べて、売上げ、社員数がともに10倍以上増えました。
その間企業理念は不変でしたが、それをベースにして考え方や仕組み、やり方は柔軟にスクラップ・アンド・ビルトをしていました。

みなさんの会社も変化を厭わず、柔軟性を失っていませんか。


私が入社した30年前、世間はどうだったかなあ。
 ・日本企業が世界を席巻し、ブイブイ言わしていた。
 ・対米貿易摩擦で、かなり不利益な貿易条件を突き付けられた。
 ・PC-98は、5inchフロッピーから3.5inchへ替わり始めた。
 ・大学に情報工学科が創設され始め、理系出身者が数多く銀行や商社に就職した。
 ・CIコーポレートが盛んで、立石電機が社名をオムロンに変えた。
 ・大学で世界初の青色LED発光を見学させてもらった。

ところで私が就職した無名の企業は、
 ・何もかもが手書き、手計算、下手すると電卓よりもそろばんや暗算の方が早い人がいた、
 ・パソコンは部署に1台あるかないかだった、
 ・売上げのほとんどがセンサーだった(ドローンの原型ジャイロソーサーが発売された)、
 ・海外売上シェアは10%未満、
 ・あまりに仕事がなく暇で、新卒は7時には退勤するよう指導されていた、
 ・当時売上げ伸び”率”が悪く、本社のスリム化と称して本社の人員削減と営業強化に着手した。

昔をご存じない方からすれば、普通の中小企業じゃないかと思われることでしょう。
実際当時と比べていまは、
 ・ジャンパーのロゴから”FACTORY AUTOMATION” が落ちた、
 ・掛かってきた電話応答の第一声「センサーのキーエンスです」から“センサー”が落ちた、
 ・ネットを活用するようになった、
 ・とにかく知名度アップにより営業が楽になった(電話に出てもらえるようになった)、
 という点が分かりやすい違いだと思います。

全社一丸といいますが、それは精神論を説くものではありません。
変化に挫けず変革するには、それが一番推進力があるというシステム論です。

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