企業探求 4 -日本電産-
経営の内容を正直に伝えること
今回は、先ごろ話題になった【 星野リゾート「倒産確率」を公表 】について書きます。
前回はアパホテル元谷社長のコラムを書きましたが、今回は星野社長です。
その記事は、【従業員の皆さん、一緒に考えましょう】という内容です。
会社の施策に共感を持ってもらい、自分が何をすべきかしっかり考え動いてもらいたい。
・「顧客満足度」でも「利益率」でもなくなった。
・コロナ禍において最も重要な指標は「潰れない事」だ。
・みんなが考えることで倒産確率がどう変化していくのか。
それが社員の最も知りたい事であり、
それと日々の仕事を連動させなくては社員が思考停止状態になってしまう。
特に3番目はまさしくその通りです。
入社後配属された翌日から毎朝所属部署の売上や全社営業指標に触れ、振るわないときは「昨日は全然売上無かったね」など新卒同士で普通にそんな会話をしていました。
毎朝営業指数に触れることで自然と「なにか売り上げに貢献できないか?」と考える習慣が身に付きました。
この「数字に触れる」習慣は社内教育としてもとても大切なことだと思います。
経営者は万能ではありません。
牽引形の貨物列車より新幹線が圧倒的に早いように、社員のみなさんが力を発揮すれば前進速度は格段に速くなります。
このように
会社をよくするという目的を共有して全社員が知恵を出す体制づくりは必須です。
このコラムがみなさんの新たな気付きやアイデアのヒントになれば幸いです。