受験はどんどん情報戦になってきています。(私立中学入試編)
食塩水の濃度など小学生にとっては割合は避けて通れません。
50%と5割と1/2と0.5と色々出てきて分かりにくいのも当然です。
野球の打率で教えれば分かりやすいと言われるものの、最近は野球よりサッカーの方が人気で、
打率を気にしている小学生は男子に限っても少ない気がします。
サッカーのボール支配率もありますが、45分の前半だけでも、支配率を測定するのは大変です。
直観的なイメージは強烈なシュートや魅せるトラップで変わりますし、得点とも必ずしも結びつかない支配率で割合を説明・理解させるのは無理。
今日の打率はヒット、ヒット、ホームラン、三振、ショートゴロで5打数3安打と計算の根拠となる数字が野球の方が一目瞭然です。
over-simplifyは通常悪い言葉として使われますが、当塾では積極的に導入しています。
「割合」の説明も生徒によってはover-simplifyします。
人でもお金でもモノでも塩でもなんでも
(知りたい物)÷(全体)
(知りたい物)÷(元)
この二つしかないとしてしまいます。
また食塩水の計算でよく使われる天秤法。
中学受験をしていない大学生はどんなに優秀な学生でも知りません。
中学受験用のテクニックはほとんどその後役に立ちませんが、この天秤法だけは大人に教えても感心されます。
小学生は天秤に重りを吊るして傾ける理科の問題とセットで学習すると効果的です。
天秤を頭の中で組み立てると1%の食塩水150gと3%の食塩水1350g混ぜたら・・・・2.8%になるってすぐ分かります。