中学受験の算数を消毒液の希釈の計算で実践してみる。
小中高と算数・数学では多くの公式を習いますが、多くの方は「将来役に立たへんのに」と思いながら試験の為に覚えているのではないでしょうか。
もちろん、数学に教師になる人にとっては、すべての公式が将来に亘って有用なのでしょうが、
その学問自体を仕事にしていない多くに人にとっては、頻繁に利用する事はないと思います。
でも、たまたま利用する場面に出くわした時には「勉強しといてよかった」と感じます。
薬局の仕事の中にもそういうのがあります、その一つがヘロンの公式です。
ヘロンの公式は自分自身が高校生の時に習いましたが、学校によっては中学で習ったら、進学塾の参考書などには小学生が目にする事もあるようです。
ヘロンの公式とは3辺の長さが分かれば三角形の面積を求められるという公式です。
薬局を始めようと思うと、薬局の面積が決まった大きさ以上あるかなどを審査されます。
この時、「薬局を作って勝手に検査してください。」ではなく、「こんな薬局を作ろうと思います。こんな図面で面積は●●m2です。」と自分で面積を計算する必要があります。
長方形や正方形、あるいは円状の薬局であらば、小学生でも計算ですますが、薬局の形は複雑な事が多く、通常、長方形や台形などに分けて計算しますが、中には名もない三角形が出てきます。
そんなときにヘロンの公式を使うと”三角形の高さ”を測らずに計算できます。
この例を見て数学の公式が将来必ず役に立つとは言い切れませんが、少なくとも机上の勉学を実地に適用できるというのは分かるのではないかと思います。
こんな例を理科を中心に集めたのが当理数塾です。