【マーケティング小噺#32】 仕事において、「共有」するって、とっても有効
皆さんはこういう経験がありませんか?
「まずやってみよう、と試験や調査を実施した。出てきた結果に対して
良い、悪いといろいろな意見が出て、簡単に結論を出せなかった。」
これは、予め目標を決めていなかったために、関係者がそれぞれの
判断基準で議論することから起こることです。
一度判断してしまうと変えたくない人が多いので、話しが進まなくなったり、
決定後に不満が残ったりします。
私は、アクションの前に以下をしておくことを提案しています。
「売上・利益目標を達成するために、商品コンセプトや製品性能など
重要項目とその目標値」を一覧表にして、関係者全員で合意しておく。
こうしておけば、結果が出ればすぐに判断することができます。
発売後も同じです。
発売前に認知率、試用率、顧客満足度、配荷率、競合との価格差などの
目標値を決めておきます。
そうすることで売上利益進捗の原因を素早く詳細に分析することができ、
改善策や強化策を効率的に行うことができます。
マーケティングや事業はアクションと判断の連続です。
どちらも迅速に行えるように事前の準備が肝要です。