【マーケティング小噺#32】 仕事において、「共有」するって、とっても有効
皆さんは、プレゼンを聞いていて、口頭説明よりもパワーポイントなど資料内の文章量の方が多くて、わからないまま話が進んだ、と言う経験はないですか?
また、仕事で書類や電子メールを観る時、きちんとした文章を観て、「丁寧さは伝わってくるけど、手早く要点だけ知りたいなあ。」と思ったことはないですか?
私がP&Gで訓練させられたことの1つに「ワンページメモ」があります。ほとんどの書類をA4片面1枚で書くように、と言われました。
その目的は様々なデータからシンプルに本質を見極め、簡潔に表現する力を身につけること。そして、忙しい上司が短時間で理解、決断を出来るためでした。
当時は文章を使っていましたが、最近は箇条書きを多用しています。
プレゼンの資料も議事録も極力箇条書き。
作る方も読む方も時間短縮できます。データ量、印刷枚数も削減できます。
スマホの小さい画面で見る場合は、その方が読みやすいくらいです。
情報通信技術の進化は多種多様のデータ入手を容易にしました。
同時に複雑で大量な情報の中で溺れてしまい、進む道が見えなくなることも増えてきました。
今こそ、その海に潜む最重要な中核要素を見極め、シンプルなプランにして、簡潔に周りに伝えられる力が重要です。
ワンページメモや箇条書きはよいトレーニングになります。