【マーケティング小噺#21】 ブランディング
こんな話しを耳にすることはありませんか?
本社「うちの会社は、高品質高価格路線です。」
営業「取引先が価格重視で、困っています。」
並べて書けば、「おかしいだろう。」と思われる方も多いでしょう。
しかし、実際、少なくないことです。その原因は何か?
どこかの段階で、理念や戦略が消えて、売上・利益だけが残ったからだと私は考えます。
スポーツの世界で考えてみましょう。
チームの勝利のために点を取りたいわけですが、「何でもよいから、
とにかく点を取ってこい!」という指示はないですよね。
野球にせよ、サッカーにせよ、チームの作戦(戦略)があり、
それに沿って選手の役割が決まっています。
そして、選手はそれを実行しようとします。
上記のケースであれば、経営層など決定権を持つ人々が
自身が作った戦略に責任を持って作戦指示を出す必要があります。
本社「うちの会社は、高品質高価格路線です。
共感してパートナーとなってくれるところにアプローチしてください。」
営業「では、A社、B社、C社に、このようにアプローチします。」
皆さんの事業ではいかがでしょうか?