【マーケティング小噺#4】 嫌な顔をされても、お客様へ誠実に
皆さんにも心に残るキャッチコピーがたくさんあると思います。
少し前では「おつかれ生です」でしょうか。同じ会社のもう1つのブランドとの
キャラクターの違いを鮮明にしつつ、何をお客様に提供するかを見事に表しています。
自分が多少なりとも関わってきた商品はどうだったかな、と振り替えてみました。
私自身が作ったわけではありませんが、キャッチコピーが浮かびました。
「油汚れに〜、ジョイ!」
当時は台所用洗剤市場の2大ブランドがどちらも「手に優しい」のみを訴求していたので、
あのメロディーとともに、シンプルに、そしてパワフルに消費者の心に刺さりました。
売り手は商品をよく知っていて、さらに、お客様にもできるだけ多くのことを
理解して欲しいと思うので、つい、たくさんのことを言いたくなります。
しかし、人はいっぺんに3つ以上のことをすぐには覚えられない、とよく言われます。
語れば語るほど本当に覚えて欲しいポイントを覚えてもらえない、
という逆効果が生まれることも少なくありません。
皆さんも、ぜひ、ご自身の商品やサービスの提供価値を一言で表すことに挑戦してみてください。
「そもそも・・・」と繰り返し考えてみると答えにたどり着くかもしれません。
簡単ではないですが、できあがったらものすごい武器になります。