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木製玄関ドアの塗り替え

門下彰宏

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テーマ:ニス・玄関ドア・塗り替え

今回は木製玄関ドアとドア枠の塗り替えについて書いてみたいと思います。
最近はアルミ製の玄関ドアが主流で木製のドアの塗り替えの機会はかなり減ってしまっています。というのもニス仕上げの玄関ドアの塗り替えには手間と技術とそれなりの費用が必要になります。まともに塗り替えることができない塗装職人もいますし、そしてドアと枠のみの塗り替えになるとかなりの高額な費用になってしまうのでアルミ製に取り換えとほうがお得感があるなどが塗り替えの機会が減った理由と思われます。
また、実際に塗り替えることが出来る木製ドアには○○メーカー製のドアではない事や、木が傷みすぎていないなどのある条件がつきます。門下塗装ではそれらの条件をクリヤーし施主様から御依頼いただいた場合にのみ、玄関ドアの塗り替えを行います。
以下では簡単に施工工程を写真とともに見ていただこうと思います。

玄関ドア施工前
施行前の玄関ドアです。ニスの残っているところと剥げてしまっているところ、また色が剥げているところなどがあり着色することが出来ません。木目を残すクリヤー塗装の場合は着色材を木に吸い込ませて色を付けるため表面に塗膜が残っていると色むらになりきれいにならないので、表面の塗膜を全て薬剤を使用して剥がします。

玄関ドアニス剥離後
剥がし終わった状態です。今度は木の中に入ったままの着色やヤニなどを落とし、全体に均一な色にするために木用の漂白剤を使用し漂白します。

玄関ドア漂白後

玄関ドア研磨中
色抜きの終わったドアを電動サンダーなどで研磨し、表面をきれいにしました。
充分に乾燥させ後日着色します。

玄関ドア着色中
外部用水性ウレタンクリヤーを塗り、乾燥させ、目の細かいサンドペーパーをあてるこの工程を複数回繰り返します。

玄関ドアクリヤー塗装1

玄関ドアクリヤー後ペーパーかけ
ようやく仕上がりです。新築時の状態近い仕上がりになりました。

玄関ドアクリヤー仕上げ塗り替え後

ちなみに以下の写真は施主様自身がニスでマメに塗られていたドアをクリヤーのみで仕上げたものです。
色落ちがあまりしてなかったのでそれなりの仕上がりにしかならないと納得していただき特別に施工しました。
しかし塗った後にクレームになりやすいので、通常はこの仕様では塗り替えません。

比較的ましな玄関ドア

クリヤーのみ塗装したドア
ちなみに剥離と漂白した前記のドアを同じ仕様で塗ると塗った意味がないとしか思えない仕上がりになります。

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門下彰宏
専門家

門下彰宏(職人)

門下塗装

下請けを使わず、完全自社施工により中間マージンをカット。一級塗装士・外壁診断士が外壁診断と見積もりを行い、塗料の色彩と耐久性を長期にわたって持続させる施工を低コストで実践。

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