冬のマンション、壁が濡れる、寒い! なぜ? どうすればいいの?
【元々の腰板を引き立たせる杉の置き床生活】
昨年12月に全窓(4か所)に木製内窓を入れて頂いたアルテピア3番街のMさまが、リビングダイニングと玄関廊下に杉の置き床生活をご採用してくださいました。
窓と床を冷えから遮断し、無垢材、特に杉の保温力は最小限の暖房で室内を長く暖かくすることができます。
当初は個室もというお話しでしたが、昨年8月に引越しされてきたばかりで荷物や家具の移動がしんどいということで、とりあえずリビングダイニングと玄関廊下の施工となりました。
【椅子の脚底には、杉床に傷をつけず引き出しやすい〇〇を貼らせて頂きました】
杉の置き床生活は15㎜杉板、4㎜合板、0.9㎜遮熱シートの三層構造です。
1.遮熱シート(透湿性あり)で、コンクリート床からの冷えを遮断
2.合板で杉の床材の固定と安定
3.杉床板は調湿性と室内の暖気(冬)を取り込む保温力
この3つの力でコンクリートに囲まれたマンション空間を自然で快適な空間に変えます。
特に暖房器具を入れようがない廊下の足先の冷たさはマンション生活されている方ならお分かりの事と思いますが、杉の置き床生活ならスリッパ要らずの生活も可能です。
【リビングドアの下は、杉の置き床生活の厚み分約20㎜カットしているので大丈夫】
寒い時期に杉の置き床生活を施工していただいた方には、お留守にされるときでもエアコンをしばらくつけっ放しにするようにお願いしています。前述の通り、杉板の細胞は多孔質で小さな空気の部屋がたくさんあります。
ただ、木は熱を伝えにくいので内部の空気が暖まるまで時間がかかります。それでお願いしているのです。
ただし、高層階になると室内がとても乾燥しますので同時に加湿器もつけて頂くようにお願いしています。
ない場合は、台所のシンクに水を張ってくださっても結構です。
【洋室の入口に施工したスロープ敷居】
室内から廊下に出る時に新たにできた段差(20㎜)につまずかないように、敷居の形状に合わせてスロープ敷居を工房で作ってきて現場で取り付けます。
一口に、マンションの洋室ドアの下の敷居は同じものを見たことがありません。微妙に違うんですよ。
それに内装カラーが変わると微妙に杉の使う部位が変わります。ここら辺は施工側のセンスです(えっへん)。
ちなみにこの現場は枠も敷居も金属製でできていました。スロープ敷居は強力な両面テープで止めています。
【リビングにはこたつを置かれる予定です】
杉床は、電気カーペットを置かれるときには間に専用の遮熱シート(カーペットやさんの専用商品)を敷き込んで使っていただけます。今回はこたつですから問題ありません。
お客様にエアコンをもっと使えばいいのではとお伺いしたところ、足元が冷たくて頭がぼーっとするから嫌だとおっしゃっていました。確かに最新式のエアコンでも足先まで温めるくらいセンサーが効いているとは思えませんし、皆さん、そんなに高いのは買われませんからね。
でも、杉の置き床生活の遮熱性と保温性があれば、こたつで丸くなる生活から解放されるはずです。
今年の寒波はまさしく日本上空に居座っています。マンションのコンクリート外壁や床スラブは冷えをため込む一方です。
皆さん、一度杉の置き床生活を見に来てくださいね。
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