戸建に杉の置き床生活、Pタイル床上に施工!
【マンション用の直貼りフローリングを剥がしているところです】
10数年前くらいから新築マンションにも床暖房がかなり装備されるようになりました。
ガス給湯器やエコキュート等で沸かしたお湯を床に張り巡らした管に送り込むことで、足元から輻射熱で温めるものです。
とても具合の良いものなのですが…
マンションの場合は、床がコンクリートなので以下のような3層構造になります。
① 小根太なしの温水マット
約12㎜の樹脂板の中に温水管が張り巡らせてあります。温水管の直径と樹脂板はほぼ同じ厚みです。
② アルミ箔
温水の熱をまんべんなく床材に伝える為に必要です。
③ クッション材付きの耐熱フローロング
マンションの場合、クッション材が階下への遮音のために必須です。
【小根太なしの温水マットにボンドでクッション付フローリングを貼っています】
マンションの床暖房ってこんな風に仕上がるのです。温水マットに接着剤をかなりベッタリ塗ってクッション付のフローリングを固定するのです。
が、数年後、床材の表面が剥がれてきた場合、このフローリングを下の温水マットを傷つけずに剥がさないといけないのです。実は、この写真の現場は、温水マットからクッション付きフローリングだけをうまくはずすことができないという当時の職人さんの意向をありがたくもお施主様が聞き入れて下さって、まだ使える温水マットを廃棄して新しい温水マットを入れたのです。
【再びたっぷりの接着剤で固定しています。将来はまた今回の繰り返しかな? 仕方がないけど。】
最初の写真は、コンクリートに直貼りされたクッション付フローリングの解体風景ですが、接着剤が強力でバールを使ってこじらないと剥がせなかったのです。床暖房のある部屋の際(きわ)も同様だったので大工さんが申し出てきたのです。
でも、丁寧に剥がして工事をされている職人さんもおられるわけですから、まったくできないわけではないのでしょう。
温水マットの菅に1ヶ所でも傷をつけたらアウトですから相当慎重に作業をしなければなりません。
フローリングがうまく剥がせる時というのは、クッション材が床に残ります。
うまく剥がせないときは温水マットの上にあるアルミ箔が剥がれます。
温水管を傷つけずにクッション材も取らないといけないし、アルミ箔も残さないといけない。
破れたらアルミ箔を足して補修しなければならない。
大工さんにしたら、神経衰弱のような仕事になります。
当然、剥がして補修し終わる日数の余裕を見てあげないとだめです。やってみないとわからないレベルの難工事ですね。
【施工前の杉の置き床生活】
その間、お客様はLDに立ち入ることは出来ません。マンションでLDに何日か入れないとなったら、どこか一時的に退去しなければなりませんね。家具もごっそり、別の部屋に移しているでしょうし、日数がかかればかかるだけお客様の心身の負担が増します。
床暖房の機器自体が故障したら、ついでにフローリングが新しくなると前向きに考えられます。
でも、フローリングの表面を直すために床暖房の機器を新しくするのは少し抵抗がありませんか?
【木製内窓、杉の置き床生活、収納扉としての御簾戸】
こんなことなら床暖房を使わずに暖かく暮らせる方法を考えた方が、よいと思いません?光熱費や将来の機器交換を考えたら相当お得な話になります。
当社の杉の置き床生活は、今ある床を剥がさずに施工できます。接着剤やビス・釘を使わずに幅木で固定します。
最下層の遮熱シートで床からの冷えを遮断し、エアコンで温められた室温を取り込んでキープする杉の特性で足元が冷えることはありません。冬でも、スリッパいらずの生活ができます。
あくまで機械は補助暖房という考え方で断熱工事を考えてみませんか?
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