オーク調にもピッタリ、杉の置き床生活(特許出願中)
【コンクリート床に接着剤で直貼りするマンション用フローリング】
同じマンションに住むM様から、洗面所の入口辺りで床が鳴ると相談を受けました。
マンションに住んでいる方の床材は直貼りフローリングで、ほとんどこの方法がとられています。
釘やビスは一切使いません。コンクリート床にベッタリと接着剤を塗り、実(さね)に差し込みながら貼っていきます。
【市販されている直貼り用マンションフローリングの一例】
黒い部分がクッション材、少し飛び出ている部分(実)を差しこんで連結していきます。
床鳴りの原因は2つあります。
① クッションが効いているので、足で踏んだ時に床材のジョイント部分がこすれ合う時に音がなります。
キシキシというような音がします。室内の湿度が高い時に床材の合板部分(大半)が湿気を含んで膨張することで起こりますが、合板は乾いても元に戻らないときがありますので、音が鳴り続けることがあります。
② 経年劣化でクッション材が硬化し、足で踏んだ時に潰れていく時にも音がなります。
ペシッ、シャリッというような感じの音です。室内でよく歩く部分に現れます。
廊下、それもトイレや洗面所の入り口前。ダイニングではキッチン前などもそうです。
【洗面所前の廊下部分、最初は表面のプリントが摩耗して剥がれてきます】
摩耗の補修には表面に新しく薄い床材を貼るのがもっとも経済的ですが、クッション材がついている直貼りフローリングには貼れません。メーカーが禁じています。
クッションが効いている所に貼ると、人が歩くたびに沈みますので、剥がれてくることが明白だからです。
仕方なく、剥がして張り替えるとなるとこんな風になります。
【クッション材が床に残っていますね】
これを取るのがとても大変なのです。
スクレ―バーで削り取るしかないのですが、間違ってグラインダーを使おうものなら、家じゅうが白い玉手箱状態になって大変なことになります。ですから、なるべく埃をたてないように丹念にとるしかないのです。
これが日本の大工さんの仕事かなと首をかしげたくなります。
このようにして、再び同じものを貼るとまた数年後に同じ現象が繰り返されることになります。
全く、進歩なし。技術革新の時代にありえません。また、同じことが繰り返されることがわかっていてする工事なんて、心ある職人さんがマンションリフォームを嫌がってしようとしないのも分かる気がします。
【既存のフローリングに載せるだけの杉の置き床生活】
当社オリジナルの杉の置き床生活は、約900㎜×約450㎜の大きさ。
15㎜の杉の無垢材、それを固定する4㎜の合板、コンクリート床からの熱(温冷)を遮断する0.9㎜遮熱シートの3層構造です。合計約20㎜しか上がりません。
接着剤やビス、釘は使いません。壁際に最後に取りつける幅木で押さえます。
下の直貼りフローリングに対する荷重は面で受けますので、部分的にクッション材がヘタることはありません。
年数が経ってクッション材が硬化してしまった場合は、杉の置き床生活をはずしてから、直貼りフローリングを剥がしてきれいにクッション材も取り除きます。
そのあと、カーペットを直貼りして再び、一旦はずして横にのけておいた杉の置き床生活をもとに戻せばよいのです。
カーペットを貼ることで管理規約をクリアしますし、コストも安くあがります。
無垢材は樹齢の約2倍の耐久性があるからこそ、再利用が出来るのです。樹齢50年の天然木なら100年持つのです。
① その調湿力は、高温多湿の夏にはいつもさらさらの足ざわりです。
② 遮熱シートと杉の保温力で冬でもスリッパが要りません。
③ 杉・桧の香り成分はダニ行動抑制能力が高いのでいつの間にかダニが逃げて行きます。
④ 杉などの無垢材は年数が経つにつれて艶っぽく、硬く美しく変化していきます。
床鳴りリスクがある上に、十数年ごとに何度も貼り替えなければならない直貼りフローリング、一度、私と一緒に見直してみませんか?
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