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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

新築時の手抜き工事?

2014年7月9日 公開 / 2020年4月24日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

兵庫区のお住いのHM様より、浴室の入替工事を依頼され、無事工事が終わったと思ったら思いがけないご指摘がありました。
「内倒れ式の窓が途中で止まらなくなっている」


【内倒式の浴室ドア】

UB入替後のこの写真だけを見れば気が付きにくいのですが…


【解体前の浴室窓には、窓枠の両端に…】

樹脂の窓枠の両側に倒れ止めのポッチがビスで止められていました。
これって、とても不親切極まりないと思います。UB入替の時は、壁や窓枠などは全て新しくなります。
このポッチを残していたとしても退色劣化していて、入れ替えた時に耐えられる代物ではありません。


【本来はサッシにこのような専用部材があります】

窓の両側にビス穴が切ってあったのでおかしいと思い、サッシ屋さんに来てもらったら案の定でした。
本来は、この専用部材で倒れ止めするのが当たり前なのです。


【三協立山アルミの部材です】

マンションのサッシに作ったメーカー名がシールで貼ってあったので助かりました。取り寄せには少し時間がかかりましたが、浴室窓は既製品を使ってくれていたおかげで専用部材を使うことができました。


【両側に固定して完成です】

このマンションでは他にも不都合がありました。クローゼット折れ戸を固定する上下のレールが樹脂だったのです。普通はアルミレールです。しかも、ボンドで止めていたのでレールを外すことが出来ず、結局、新しいアルミレールにやりかえました。

樹脂製品すべてが悪いとは言いませんが、リフォーム時に困るのはオリジナルの樹脂製品です。

スイッチ・コンセントプレートや普通の給気口などの小部材は少額で交換できますが、幅木や樹脂内窓など工事を伴うものは金額もはって面倒です。

あなたがリフォームする際には、その次のリフォーム工事の負担ができるだけ少なくなるように素材に気をつけたいものです。

マンションをリフォームする際に経年劣化商品を出来るだけ避けたいと考えている方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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