外壁断熱材の見直し =外壁断熱材の劣化対策が資産価値を落とさずに、快適に永く住む秘訣=
結露もここまでいくとすごいですね。写真は、売りマンション(空家)を見に行った時の様子です。
物件は、神戸市須磨区清水台1-8 グレーシィ須磨アルテピアⅠ番街の高層階、東向きバルコニーの一室です。
玄関ドアと枠に大量の結露が発生して…
横の石膏ボードが濡れてカビが発生、クロスもめくれています
流れた結露で内玄関のクッションフロアの接着剤がとれてめくれています
流れた結露でソフト幅木の接着材がとれて外れています
当たり前の話ですが、空家の状態で結露はでませんね。
普通、冬の寒いときに暖房をつけた結果起こるもので、燃焼系の暖房(ガスや石油)は室内に水分をまき散らすので特に結露はひどくなります。
このマンションは西側玄関になりますが、高層階なので冬の冷気が常にスチール製の玄関ドアに当ります。その結果、玄関ドアは冷えた状態が続いて、ここまでの結露を発生させたのでしょう。きっと、ここの住人さんはほとんど結露を拭くことはなかったのでしょうね。
スチール枠にも同様に結露が発生するので、その水分が石膏ボードに染みこんでクロスやビニールのようなソフト幅木が剥がれたのです。玄関ドアと違ってこちらは厄介です。
壁の中に水分がまわる壁体内結露が表面に出てきたものです。壁をめくってみないとわかりませんが、断熱材の不良施工が疑われますね。
次の写真は普通に見られる結露です。
壁のクロスと床のカーペットにカビが発生しています。左側のタテ梁から染みてきたものか、窓枠から下の壁に染みこんだのか、それとも両方なのか…
森林浴生活では、赤外線サーモグラフィを常備しています。この装置は壁体内の温度差を0.5℃単位で測定するものですので、壁のどの部分が原因箇所かすぐにわかります。
夏は気温が高くてわかりにくいのですが、冬はバッチリです。
こんな冬に冷えやすい玄関や部屋に面した部屋の結露をシャットアウトし、窓やスチルドアから熱を逃がさないのが以下の写真です。
杉の木製内玄関ドア(須磨区妙法寺 サンヴェール須磨妙法寺 モデルルーム)
杉の木製二重サッシ(須磨区妙法寺 某マンション T様邸)
興味を持たれた方は、一度森林浴生活のモデルルームをご覧ください。いつでもご案内します⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
この木製ドアの杉の原産地を知りたい方はこちらへ⇒http://fujirin.co.jp/top/index.php