大型マンションの夏まつりに思う!
工事途中の当社モデルルーム(神戸市須磨区妙法寺 サンヴェール須磨妙法寺)
戸建住宅との比較という観点から、当社が中古マンションの問題点であると考える項目を列挙してみました。ただし、平成15年7月の建築基準法改正以前のマンションを想定したものです。
(1)揮発性有機化合物(VOC)発散建材の使用
F★★★★建材の徹底で、大半の業者さんはシックハウス症候群については問題がないと言われているようですが、24時間換気のない中古マンションではその危険性は去ったわけではありません。
私は、NPO法人 シックハウスを考える会(ホームページはこちら→http://www.sickhouse-sa.com/)のヘルシーハウスアドバイザー資格を認定されています。
室内が高温多湿の状態になりやすいマンションでは、かなり危険です。
ホルムアルデヒド等のVOCが、室温28℃から徐々に放散され、35℃になると国が定めた基準を軽くオーバーするというデータが出ているんですよ。
当社は、VOC放散の規制対象外の無垢材をベースにしていますので、懸念される方のリスクも相当軽減できると考えています。
(2)個室、LDの換気不足
特に細長い間取りのマンションによくみられます。
浴室に24時間換気装置の付いた換気扇をつけるのがよいでしょうね。
(3)北側窓際の結露とカビの発生
マンションでは、一番頭の痛い問題ですね。木製二重サッシがトータルで考えると一番有効です、
解決策は当社のモデルルームにあります。
ホームページはこちら→http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
(4)コンクリートの蓄熱性・保湿性による室内と屋外との時間的温度・湿度ギャップ
(5)浴室入口の段差
床スラブの上に風呂を置くので、どうしても出てきますね。
高齢者対策としては無視できません。
(6)トイレ入口の段差(ないっ場合もあります)
高齢者対策としては無視できません。
(7)洗面所入口の段差(ない場合もあります)
高齢者対策としては無視できません。
(8)遮音工事の不完全さによる上下階の固形伝播音
戸建住宅にはないマンションならではの問題点です。上下階の音は過去、殺人未遂事件にまで発展したことがあります。
当社では、大半のマンション管理組合から求められる遮音等級LL-45を、無垢材の床でも確保しています。
(9)戸境壁の太鼓現象
これもマンションならではの問題です。不用意にボードを貼って空間をつくると、今まで聞こえてこなかった周囲の音が聞こえてくることがあります。
(10)浴室内のカビ
何でも節約タイプの家によく起こります。換気扇のスイッチは、浴室内が乾いてから切ってくださいね。
結構、たくさんあるでしょう?
お客様によっては、問題視しない項目も多数あるかもしれませんが、これはあくまで戸建住宅との比較です。
当社は、マンション生活者が今まで「マンションってこんなもんや」と、問題視していなった点の改善に全力注いでいきます。