新しくママになる方に伝えたい、赤ちゃんを感染症から守るために準備できること
マンションにお住まいの方から、こんなご質問をいただくことがあります。
「玄関ドアのストッパーが、開けたまま固定できません。
風で勝手に閉まってしまうのですが、これは故障でしょうか?
結論からお伝えすると、多くの場合、故障ではありません。
それは、マンションの玄関ドアが防火戸として設計されているためです。
マンションの玄関ドアは「防火戸」
多くのマンションでは、玄関ドアが
防火戸(防火扉)の役割を担っています。
防火戸の目的は、
火災が起きた際に火や煙が
共用廊下や他の住戸へ広がるのを防ぐこと
つまり、建物全体と住民の命を守るための設備です。
そのため、防火戸には
「火災時に必ず閉まっていること」が強く求められています。
なぜ開けたまま固定できないのか?
もし玄関ドアが、開けたまま固定できる
日常的に開放状態で使える構造だった場合、
火災時には煙や炎が一気に共用部へ広がってしまいます。
これでは、防火戸としての役割を果たせません。
そのためマンションの玄関ドアには、
手を離すと自動で閉まるドアクローザー
開放状態で固定しないストッパー構造
が採用されているケースがほとんどです。
「勝手に閉まる」は正常な状態です
荷物の出し入れなどで不便に感じることもあると思いますが、
ドアが自然に閉まる動きは
防火戸として正しく機能している状態でもあります。
むしろ、開けたまま止まってしまう方が
万が一の際には危険なのです。
戸建て住宅との違い
ここでよく聞かれるのが、
「戸建て住宅の玄関ドアとの違い」です。
多くの戸建て住宅では、
玄関ドアは防火戸ではない
建物内で防火区画を形成する必要がない
そのため、
ドアストッパーで開けたまま固定できる
常時開放して使うことも想定されている
仕様が一般的です。
つまり、
マンション:防火戸 → 開けたまま固定できない
戸建て:防火戸でない → 開けたまま固定できる
という明確な違いがあります。
点検を検討した方がよいケース
「固定できない」のは正常ですが、次のような症状がある場合は注意が必要です。
ドアが勢いよくバタンと閉まる
閉まる速度が異常に速い
最後まできちんと閉まらない
このような場合は、
ドアクローザーの調整不良や劣化が原因のこともあります。
写真の部分で調整可能です。
まとめ
マンションの玄関ドアが
開けたまま固定できないのは、
防火戸としての役割を果たすため
火災時に命と避難経路を守る設計だから
という、きちんとした理由があります。
日常では少し不便に感じることもありますが、
その不便さが、住まいの安全を支えているのです。
住まいの「これって大丈夫?」と思ったら
玄関ドアや建具の動きは、
不具合なのか、仕様なのか分かりにくいことも多いものです。
「これって普通?」と感じたら、
無理に触らず、まずは専門家に相談することをおすすめします。



