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梅雨のジメジメした季節に冷房代を抑えながら快適に過ごす方法

鳥山修史

鳥山修史

テーマ:エアコンの省エネ運転方法

今年の梅雨は、梅雨らしくしっかりと雨が降りますね。空梅雨も困りますので恵の雨と言いたいところですが、毎日の梅雨空では、快適になかなか過ごせません。
どうすれば電気代も抑えつつ、快適におうち時間を過ごせるでしょうか?





1. 梅雨の不快感をやわらげる「除湿運転」とは



梅雨の時期になると、湿気によるジメジメとした不快感に悩まされる方も多いのではないでしょうか。そんな時に活躍するのが、エアコンの「除湿(ドライ)機能」です。

除湿運転では、エアコンに搭載された湿度センサーが室内の湿気を感知し、空気中の水分量を減らしてくれます。これにより、蒸し暑さが軽減され、過ごしやすい空間を作り出します。外気温が30℃以下であれば、冷房運転よりも電気代を抑えながら快適な環境を維持できるのも大きなメリットです。

エアコンの除湿ってどういう仕組み?


エアコンの「除湿」機能は、部屋の中の**空気にふくまれている水分(湿度)を減らして、ジメジメをなくすためのしくみです。

では、どうやって水分を減らしているのでしょうか?

① 空気をいったん冷やす
まず、エアコンは部屋の空気を本体の中に吸い込んで、中にある「冷たい金属の管(かん)」にあてます。空気がこの管にふれると、空気の中にあった水分が冷やされて水のしずくになります。

これは、冷たいコップに水を入れると、コップの外側に水がつくのと同じしくみです。

② 出てきた水分を外に出す
しずくになった水分は、挿絵にあるようにホース(ドレンホース)を通ってエアコンの外に流されます。こうして空気中の水分が減り、部屋の中がサラッとしてくるのです。


2. 除湿と冷房の違いとは?



除湿と冷房は、どちらも室内を涼しくする機能ですが、働き方が異なります。冷房は温度センサーを使って室温を下げることに重点を置いています。一方、除湿は湿度センサーを活用し、室温をあまり下げずに湿気だけを取り除く機能です。

つまり、除湿は「蒸し暑さ」に効果的であり、気温がそれほど高くない日でも快適さを確保することができます。

3. 除湿運転におすすめの設定温度



エアコンの除湿運転を使用する際の目安となる温度は「28℃」です。一般的に、28℃でも湿度が適切にコントロールされていれば、体感温度は快適に感じられます。

とくに就寝時は、冷房で室温を下げすぎてしまうと体温が下がりすぎて寝つきが悪くなったり、体に負担がかかることも。除湿運転なら冷えすぎることなく、湿度を調整することで自然と体感温度を下げ、心地よい眠りをサポートします。

4. 除湿を活用した快適な睡眠環境づくり



寝苦しい夏の夜にも、除湿運転は強い味方です。人は寝入りばなに最も汗をかくと言われており、湿度が高いと不快感が増し、眠りの質も下がってしまいます。

除湿機能を活用して湿度を50〜60%に保つことで、体温を過度に下げることなく、自然に快適な睡眠環境を作ることができます。

5. シーンに応じた上手な使い分けを



ただし、部屋の温度が30℃を超えるような暑い日には、除湿運転よりも冷房を使用した方が効率的なケースもあります。

「今日は気温はそれほど高くないけど、湿気が多くてムシムシする」と感じたら除湿、「今日はとにかく暑い!」という日は冷房というように、シーンに応じて使い分けるのが快適に過ごすポイントです。

湿度管理は、体調や快適さに大きく影響します。除湿機能を上手に取り入れて、梅雨や夏の不快感を軽減し、快適な毎日をお過ごしください。

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専門家

鳥山修史(ハウスクリーニング)

クリーンハンター.com

目が届かない黒カビ雑菌が繁殖する『風呂釜配管』『ドラム式洗濯機』『エアコン』の水回り家電クリーニングを専門に、夫婦で行う気配りときめの細かいサービスでお客様に健康と安心を届ける。

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