命を守るエアコンクリーニング。日立お掃除ロボット編
エアコンの臭いが気になったときに、手軽に使える市販のエアコン用消臭スプレーや消臭剤は多くの方に利用されています。しかし、これらは一時的な効果しかないだけでなく、使用方法を誤ると大きな危険を伴うことがあります。その一つが「火災のリスク」です。今回は、その危険性について詳しくお伝えします。
消臭スプレーや消臭剤の仕組み
市販されているエアコン用の消臭スプレーや消臭剤は、エアコン内部の臭いの原因となる汚れやカビに対して、直接作用することを目的としています。これらの製品には、揮発性の成分やアルコールが含まれていることが多く、これが臭いを抑える効果を発揮します。
火事の危険性とは?
エアコンの消臭スプレーを使用する際の火災リスクについて、いくつかの注意点があります。
アルコール成分が火元になる可能性
多くの消臭スプレーにはアルコールが含まれており、これがエアコンの内部に溜まると火元になり得ます。特にエアコンを使用中にスプレーを直接吹きかけたり、熱を帯びた部品にスプレーがかかると、揮発したアルコールが引火する危険性があります。
スプレー後すぐの運転は危険
消臭スプレーを使用した後に、すぐにエアコンを運転することは非常に危険です。エアコン内部に残ったスプレーの成分が、運転中の熱や電気系統に接触して引火することがあるため、スプレーを使用した後は十分な時間を置いてから運転を再開するようにしましょう。
密閉空間での使用による火災のリスク
エアコンの内部は密閉された空間であるため、そこにスプレーを吹きかけると揮発性の成分が充満しやすくなります。もしスプレーを使用中や直後にエアコン内部で火花が発生した場合、爆発的な燃焼が起こる可能性があります。
配線に洗浄液が飛び散りショートする可能性
スプレー式の洗浄剤は、どこに駅が飛び散るか予想が難しいものです。きちんと養生もせず浅い知識で洗浄スプレーを使うと火事の危険性が一気に高まります。
特にお掃除ロボットが取り付けられているものは構造が複雑です。無知のまま安さで洗浄スプレーを使うなら取り返しのつかないことになります。
貴方だったら このようなお掃除ロボット搭載エアコンのどこにスプレーされますか?
安全な使用方法
エアコンの消臭スプレーや消臭剤を使用する際には、いくつかの安全な使用方法を守ることが重要です。
使用前にエアコンを完全に停止する
エアコンが完全に冷めてから消臭スプレーを使用することが安全です。コンセントを抜いて電源を切った状態で使用し、しばらくの間は運転を再開しないようにしましょう。
使用説明書を必ず確認する
各製品には使用上の注意が記載されています。火気厳禁や使用場所の制限があるため、必ず説明書を確認してから使用するようにしてください。
プロのクリーニングを検討する
臭いが頻繁に気になる場合は、市販のスプレーや消臭剤だけに頼らず、プロのクリーニングを検討するのがベストです。プロの技術であれば、火事のリスクを回避しながら、エアコンの奥深くまで洗浄することができます。
プロもエアコンクリーニング業者の技術レベルは様々です。まだ明確な基準がない業界です。youtube動画を見ただけで仕事を始める方も少なくありません。
しっかりと実績を積みどのような作業をしてきたのか発信している業者や口コミなどを参考に依頼するようにいたしましょう。
ここまで全ての部品を取り外せば、火事のリスクをなくして洗浄することができます。
ここまで分解して洗えば火事リスクを減らせます。
まとめ
市販のエアコン消臭スプレーや消臭剤は手軽に使用できる反面、誤った使い方によって火災のリスクを伴う危険性があります。エアコンを安全に使用するためにも、消臭スプレーの使用時には十分な注意が必要です。そして、根本的な解決を目指すのであれば、プロのクリーニングを定期的に利用することが推奨されます。快適で安全な空間を維持するためにも、適切な対策を心がけましょう。