家庭内感染が広がるコロナ禍で上手に換気する方法とは？

目次
・コロナ禍で家庭内感染リスクが増加
・暖房時に、上手に換気する方法とは
・エアコンは室内循環のため換気はできない

コロナ禍で家庭内感染リスクが増加

今回の第三波の特徴として家庭内で感染する割合が高くなっています。
7月は19％に対し12月は43％とといった具合にです。

外で懸命に予防を講じていても、持ち帰ってしまった
ウィルスを家庭内で感染させてしまうリスクが高まっているのです。

家庭内では、帰宅時の手洗い、うがい、マスクの着用、ドアノブの消毒
などを心がけることが勧められていますが
家に帰ってまでマスクの着用は、なかなか難しいですよね。

暖房時に上手に換気するには？

せっかく暖房しているのに冷気が入り込む
換気はもったいないと感じるかもしれません。

たしかに冬は外との温度差が20度近くにもなるため
冷えた空気を入れるのはとんでもないと感じることでしょう。

でも石油ストーブなどは室内の酸素を燃焼するため
換気しないと二酸化炭素がいっぱいになり体への
影響も少なくありません。

ではどうすればよいでしょうか？
①　2003年7月より後に建てられた家は、家に24時間換気が
付けられていますからこの換気扇を働かせてあげるなら部屋が
酸欠になることはないかと思います。

その場合壁に流入口となる換気口がありますから
開けておくことが肝心です。

②　窓を開けて空気の通り道を作ります。
窓を開けて換気する場合、一つだけ開けるよりも
部屋の対角線上に2つ開けると空気の流れができて
早く換気できます。そうすれば窓を開ける時間を短く
することができるでしょう。

③　キッチンの換気扇を使う
キッチンの換気扇の能力はかなり高いです。
強運転では、あっという間に
部屋の空気を排出できるでしょう。

その際は、換気扇から出来るだけ離れた
窓を数センチあけるだけで勢いよく空気が
入り込み換気を素早く行うことができます。
けっして窓を大きく開けない方が、空気の
流れを作れるのでおすすめです。

エアコンは室内循環のため換気はできない

エアコンは外から空気を入れるものと勘違い
していることが多く、換気は必要ないと思われがちですが、
お部屋の空気を冷やしたり、温めたりする
室内循環の機械のため換気はできません。

ではどうすればエアコンを動かしながら
上手に換気ができるのでしょうか？

エアコンの室内機の中に、温度センサーが付いています。
エアコン本体付近の空気の温度を測っているのです。
そのため換気のために、エアコンのすぐ近くの窓を
開けてしまうと、センサーが感じ取り運転を始めるかもしれません。

逆にエアコンよりも離れた窓を開けるなら、温度変化を
少なくしながら換気を上手に行うことが可能です。

暖房時は、エアコンを最初に運転させて
おき床や天井、壁全体をあたためます。

その後換気するなら、温度の低下をある程度
抑えることができます。

冷房時は逆に帰宅時に窓を一度開放し籠った
空気を外に追い出してからエアコンを
動かすことで負荷をかけることなく
冷房運転することができます。

いずれにせよ　家でもコロナ対策のためには
換気は重要です。適度な換気で快適な環境を
作り出していきましょう。