ドラム式洗濯機の乾燥時間が長い原因と解決策:メンテナンス方法とプロの分解クリーニングがカギ
お客様の悩み:乾燥した衣類やタオルに変な臭いがついて取れない
最近流行のドラム式洗濯機。
洗練されたデザインと乾燥まで自動で
行ってくれるため忙しい方を中心に大人気です。
でも洗濯後に高温で乾燥させても衣類やタオルに
変な臭いがついて取れません。
おまけに乾燥時間が長くなる一方で、乾燥後も
なんだか湿っている感じです。
耐え兼ねたお客様は、ドラム式洗濯機の上に
電気式の乾燥機を新たに設置するほどでした。
ドラム式洗濯機の乾燥機が全く乾かなくなるのはなぜ?
ドラム式の洗濯機は洗濯と乾燥を同じ
機械の中で行います。
乾燥すると、衣類やタオルから必ず
繊維や糸くずが宙を舞います。
乾燥のための温風は、ダクトを通して
温風出口に送り出されます。
ダクトは蛇腹状の凸凹の突起があるため
繊維クズは必ずどこかに引っかかります。
翌日、洗濯を始めると乾いた先日の
繊維クズは湿って小さくなります。
小さくなった繊維クズはそのまま乾燥させられます。
これを繰り返すとどんどん管の中に繊維クズが
溜まっていき糞詰まり状態になります。
温風が出口に抜けないため、
風の逃げ場がなくなることで
乾燥機能が不全になるのです。
そのためいくら乾燥機を回しても
満足なフワッとした乾燥状態にはならず
改めて洗濯物を干し直すことになりかねないのです。
ドラム本体と洗濯槽のカビ汚れ
ドラム式洗濯機もドラム本体、キャップ、
洗濯槽にカビ汚れが付着します。
高温で乾燥させるので殺菌されカビが
繁殖しないと謳っているメーカーもあるようですが
どの洗濯機も水を扱う限り、必ずカビます。
これは分解清掃しなければ決して取れない汚れです。
塩素系漂白剤で槽洗浄コースで洗うわけですが、
薬品だけで落ちるほど水アカ汚れは、簡単に落ちません。
実際、薬品をかけブラシで何度もこすらなければ、
汚れは落ちないからです。
水を扱う限り、家電と言えども水回りです。
水がある限り必ずカビと雑菌は繁殖します。
あなたは見えないからといって、
カビだらけの機械でフェイスタオルや、バスタオル、
肌着を洗い続けますか?
それともメンテナンスを定期的に行い、気持ちよく使いたいですか?