「人生が変わる声のレッスン」満員御礼レポート【次回は3/5神戸】
受講生の方からいただいた質問からご紹介いたします。
同じような悩みをお持ちの方、どうぞご参考になさってください。
【ご質問】
近く会社の昇格面接があります。
面接官(役員)を前にすると、極度の緊張から話しているうちに声が上ずり、
のどが閉まり息苦しさのせいで言葉が不明瞭になってしまいます。
対策を教えてください。
【回答】
昇格面接を受けられるとは素晴らしいですね。
「面接官(役員)を前にすると、極度の緊張から話しているうちに声が上ずり、
のどが閉まり息苦しさのせいで言葉が不明瞭になってしまう」とのこと。
昇格がかかっている面接ですので、緊張しても無理はないと思います。
むしろ、「良い緊張」は必要だと言えます。
少し身体が震える、汗をかくなどは、自然な生理現象であり、
正常に身体が反応している証拠ですから気にしないでください。
「良く思われよう」「上手に話そう」と自分にプレッシャーを掛けず、
「しっかりこれだけは伝えよう」と伝えるべき内容に意識を向けてください。
そして、緊張対策として有効なのは、「呼吸を整えること」です。
気持ちの安定、声の安定のために、深くてゆったりした「腹式呼吸」を心がけましょう。
「腹式呼吸」の方法をご紹介します。
まず、座る姿勢が肝心です。
背もたれにもたれず浅く腰かけてください。
肩や背中、あごなどに余計な力を入れず、
丹田(おへそから指4本分下にあるツボ)だけを意識してください。
左右の肩甲骨を背中の中心に寄せるようにして胸を張ると、
背筋が伸び、見た目もきれいですし、呼吸もしやすくなります。
そして、息を「鼻から吸う」のがポイントです。
鼻から吸うだけで呼吸の安定度が変わってきます。
質問に答えるときに、小さく軽く一瞬、息を吐き、鼻から吸って、
丹田を意識し、ゆっくりと話し始めてください。
話すときは一文(主語から述語まで)を40字を目安に短めにまとめ、
「です」「ます」の語尾まで言葉にするようにすると、
説得力が増します。
決して焦って早口にならないでください。
「間(ま)」を取ることを恐れずに、文と文のあいだで「間」(1、2と数えましょう)を取ってください。
言葉が伝わりやすくなり、あなたへの信頼感が高まります。
想定質問を考え、リハーサルをしてみてください。
練習は、決して裏切りません。
必ず練習した分だけ、成果が出ます。
本番では想定質問通りではなくても、
練習をしっかりしたことで考えがまとまっていますし
練習が自信になって、落ち着いてやり取りができるはずです。
どうぞ自分を信じて、面接官の好意を信じて、
チャンスに感謝し、
落ち着いて臨んでください。