資産運用では継続して保有することが重要です

　　お客さまは「今は買い時か？」と一度は考えたことがあるかもしれませんが、事前に見極めることは困難です。但し、本来ある資産のリターンを長期投資で獲得することで着実に資産を成長させることが出来ます。

　2002年末から2022年末まで日経平均株価に毎年100万円ずつ投資した場合の試算を行うと10年間の投資リターンは常にプラスとなり、各年の最高値で投資した場合も継続保有することで2002年からの20年間の運用額は投資総額の約2.1倍と着実に成長していることが分かります。

　同様にS&P500で同様の試算を行うと、10年間の投資リターンは常にプラスとなり、各年の最高値で投資した場合でも継続保有することで2002年からの20年間の運用額は投資総額の約3.7倍と着実に成長していることが分かります。

　このように運用に際してタイミングを探ることよりも、将来の成長が期待できる資産に継続して保有することが重要です。


　また、資産運用では定期的に一定金額を積立する投資も有効な手段となります。継続保有することで上昇時の複利による累積効果が大きく発揮されます。

　毎年100万円ずつ30年間投資した場合の試算を図4で示すと、上段の様に資産価格が下落して戻した場合で運用額は投資総額の約1.8倍、更には下段の様な資産が投資開始時の価格まで回復しない場合でも、上昇時の累積効果で運用額を投資総額の約1.3倍に成長させることが可能となります。

　このように、将来の成長が期待できる資産に対して「継続して保有」することが資産運用では重要となります。


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