子供から高齢者まで音楽を楽しむことを大事にしたい（3/3）

齢者施設で音楽交流会を有償ボランティアで実施

　島田さんは、もう一つ、ライフワークとして、長女のしずかさん、生徒たちと共に高齢者施設での「音楽交流会」という演奏活動も行っています。交通費、楽器レンタル代を実費として受け取る有償ボランティアです。「ボランティは、本来、真心で行うという意味があります。有償にしているのは、生徒数の減少で、教室の閉鎖を余儀なくされる音楽家に、演奏活動の場になる道筋を作りたいからです。音楽を通して、人を笑顔にできるという素晴らしい技術を活かす仲間が増えて欲しいと願っています」

　「演奏や指導は、AIやロボットには代替できない部分がある。音楽は人間の思想や感情から作られているからです」と話す島田さん。「リモート時代ですが、レッスンも演奏も、やはり対面がいい。感動が違います。音楽で人と人をつなぐことを大事にしていきたいです」

（取材年月：2020年9月）

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⇒弾きたい曲をレベルに合わせてアレンジする指導に強み