子供から高齢者まで音楽を楽しむことを大事にしたい（2/3）

シニア向け「大人の音楽教室」を企業研修にも

　さらに、シニア向けには、「生演奏で十八番」というカラオケ教室を開設。「生伴奏のいいところは、キーもテンポも、歌う人に合わせられる点です。とにかく気持ちよく歌うことを大事にしています」
　おさらい会はカラオケの発表の場でもあり、出演者は振り付けや衣装も自分で工夫。シニアの生きがいづくりにも貢献しています。

　教室開設から40周年を機に、「これからは、自分がやってきたことを社会に還元していきたい」と、さまざまな取り組みを行っています。「大人の音楽教室」も、その一つ。対象はシニアで、滑舌や発声トレーニング、よく知られた音楽・雑学を使った脳トレクイズ、手足を叩くボディパーカッションを取り入れ、即興でセッションを行います。
　そのベースになっているのは、島田さんが感銘を受けた、講師と生徒が学び合うという生涯学習の考え方です。

　現在、「大人の音楽教室」は、町内会施設や高齢者施設で開催していますが、「小さな町の音楽会」と称して、町内会施設等での単発レッスンも考えています。さらには、「企業の皆さんには、コミュニケーション研修の一つとして、ぜひ活用してほしい」と話します。

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