「もしかして」の意識
こんにちは。
コラムでは、大変ご無沙汰しておりました。
北海道・室蘭市の学習塾
「共生舎」の髙橋です。
室蘭の気温はせいぜい26℃ぐらいで
全道的に見れば低い方だとは思いますが
ここに11年も暮らしていると
暑いと感じるようになりました。
温度が高くなくても熱中症のリスクはありますので
皆様ぜひ体調には気をつけて過ごしてまいりましょう。
さて、今回は、塾生さんの保護者さんからお寄せ頂いている
「英語長文はどうやって勉強させたらよいか?」
というご相談に、お答えしてまいりたいと思います。
なお、当教室の塾生さんは、部活も頑張っているので
なかなか忙しいことが多いため、
「少ない負担感で、効率的に学びを深める」
という観点で指導にあたっています。
そのため、今回のテーマは
「特別に教材を買わずに」
「短時間で読解のセンスを上げる3ステップ」
(ただしコツコツ継続することが前提です)
をお伝えして参りたいと思います。
Step1 教科書の英文をノートに書く(3〜5分)
「教科書の英文は、プリントで配られるから」
「配られるワークにもう英文が書いてあって」
という理由で、英文を「自分で書く」ことを
していないという学生さんはいませんか。
この手間を、少しかけてみませんか。
方法としては、
①大学ノートを用意する
②教科書の「読み物」になっている部分を書き写す
*書き写す際の注意
▷ノートは広めに使う
・単語と単語の間をしっかり開ける
(自分の書くアルファベット5字分ぐらい)
・1行書いたら2〜3行あける
▷あまりキレイさにこだわらない
・見るのは自分だけ!
・ただしメモを書けるスペースは残す
Step2 書き写した英文のチェック
①理解できる語句、わからない語句をは明確に
▷自信のない語句にはチェックを
・語句の近くに何か印をつけておく
・わからないものが何なのかをはっきりさせる
(読み?意味?つづり方?)
②学校指定のワークを用意する
▷ワークの同じ内容のページを開く
たとえば、Program2-1の英文を書いたら、
同様にワークのProgram2-1のページを開く
▷新出文法、新出語、熟語を確認する
・書き写したノートで、ワークで出題されている
文法や新出語、熟語をチェックする。
(自分で見てわかるようにしておく)
・意味なども近くに書いておくと、なお良し。
Step3 各文の「動詞」をチェックする
▷動詞の前で話題を、動詞で結論を
ほとんどの英文は「主語」+「動詞」でできています。
動詞を見つけたら、その前にある語句に注目しましょう。
ほとんどの場合、そこにある「名詞」が、
その文の話題となります。
つまり、動詞が「話のオチ」、その前にある主語が
「話のテーマ」であると見ることができるのです。
こうすることで、何について述べた文なのかが
少しずつ浮き彫りになってくるはずです。
▷助動詞の文は、助動詞+動詞(原形or過去分詞)でチェック
よくあるcanやwillもそうですが、受動態(be動詞+過去分詞)、
現在完了(have/has+過去分詞)、進行形(be動詞+〜ing)も
ひとつの動詞句として扱います。
この3ステップで、早ければ40分ぐらいの学習時間となります。
さすがに40分も惜しい、という学生さんは、
それぞれのステップを小分けにして取り組むとよいでしょう。
まとめ
Step1 教科書の英文をノートに書く
Step2 書き写した英文のチェック
Step3 各文の動詞チェック
今回は、あくまでも学習方法の一例を挙げたものです。
文字が書きにくい学生さんや、もっと深い学習をしたい
学生さんには、また別な機会でお話をしたいと思います。