ファミリービジネスの事業承継が複雑な理由と対策|一般企業と何が違うのか?
ファミリービジネスの経営課題には、経営の問題と家族の問題が密接に絡み合っているという特徴があります。そのため、経営の専門家だけに相談しても、また家族関係の専門家だけに相談しても、問題の全体像が見えにくいのです。
私がアドバイザーとして大切にしているのが、「第三者として絡まった糸を整理する」という役割です。創業から現在に至るまでの関係図を書き、ヒアリングを重ねることで、表面には出てこない親族間の不和や過去のわだかまりが浮き彫りになることがあります。その整理が、改善のヒントになります。
一般企業でも経営陣の意見対立はありますが、そこに家族関係が重なるのがファミリービジネス特有の難しさです。生い立ちや日常の関係性、配偶者を含めた背景が絡み合い、感情的になりやすい。当事者だけの話し合いでは感情が先立ち、解決が停滞する一因になるため、第三者の存在が重要です。
経営者の思いを丁寧に受け止めながら、企業の実情に応じた具体策を一緒に考え、設計から実行まで伴走します。


