その20万円、何に使いますか?
iPhone 18をきっかけに、「欲しい」と「必要」は違う、という話を書きました。
では、なぜ私たちは「欲しい」と思うのでしょう。
その理由の一つが、「みんなが持っているから」ではないでしょうか。
「みんな持っている」は、安心できる理由にはなります。
でも、自分にとって必要な理由にはなりません。
iPhoneに限った話ではありません。
人気の車、ブランドのバッグ、話題の家電、流行の洋服。
周りの人が持っていると、「自分も持っておいたほうがいいのかな」と思ってしまう。
特にSNSでは、他人の買い物や旅行、暮らしぶりまで簡単に目に入ります。
気がつけば、「自分に必要か」ではなく、「周りと同じか」で判断してしまうことがあります。
人は、周りと違うことに不安を感じやすいからです。
みんなが持っているものなら、「買って失敗することはないだろう」と思える。
逆に、自分だけ持っていないと、「取り残されているような気がする」。
だから「みんな持っている」という情報は、とても強い購買理由になります。
でも、ここで一度考えてみたい。
その人に必要なものと、自分に必要なものは、本当に同じでしょうか。
これは会社経営でも同じです。
「最近はAIを導入する会社が増えています」
「このシステムを使っている会社が多いです」
そう聞くと、導入したほうがいいように感じます。
もちろん、他社の事例を参考にすることは大切です。
ただ、会社によって、仕事の内容も、人員も、顧客も違います。
他社にとって効果のある投資が、自社でも同じ効果を生むとは限りません。
「みんながやっているか」ではなく、「自分の会社に必要か」
周りを見ることは悪いことではありません。
むしろ、世の中の変化を知るためには必要です。
でも、最後に決めるときは、自分の基準に戻る。
「みんなが持っているから」ではなく、「自分にとって必要だから」。
買い物でも経営でも、周りに合わせるのではなく、自分なりの基準を持つ。
それが、無駄なお金を使わず、本当に大切なところにお金を使うための第一歩なのかもしれません。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎俊視


