チーム力を結集して、スピーディーな問題解決を目指す法律の専門家集団（3/3）

「一つ一つの事案に依頼者の生活や人生がかかっている」と肝に銘じ細やかにサポート

　交通事故の被害者になったとき、事故後も体の不調が長引き、家族も含めて事故前とは状況が一変してしまうこともあります。

　「例えば、『物忘れが激しくなった』『言葉が出にくい』『急に暴力的になった』など、これまでと異なる様子が見られるのであれば、交通事故などで脳に損傷を受けたことが原因とされる『高次脳機能障害』が疑われます」
　　　
　脳のダメージは骨折などのケガとは違って目で見ても分かりづらく、症状も事故の直後に気が付けるとは限りません。命が助かったことで安心していて、高次脳機能障害の症状に周囲が気がつけないことも少なくないようです。

　「当方が用意している交通事故の専任スタッフ制度は、クライアントのパートナーとして継続して寄り添うのが特徴です。障害の可能性に気付いた場合は、後遺症の認定に必要な診断を受けるためのサポートや、医学的な証拠資料の収集を手助けするなど、適切な補償が得られるように速やかに準備を進めます」

　高次脳機能障害の家族相談会にも参加し、事務所をあげて高次脳機能障害に関する支援活動に従事。

　脳にダメージが生じた可能性がある場合、スムーズに診断をしてもらえるように、事故後は脳の画像をとってもらい、事故前からの変化を記録しておくことが大事だとアドバイスします。

　「私たちは、交通事故に限らず持ち込まれる相談の一つ一つに、依頼者の生活や人生が掛かっていると肝に銘じています。踏み出そうとする次のステップが少しでも軽くなるよう、チーム一丸となって支えていきたいですね」

（取材年月：2022年3月）

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