チーム力を結集して、スピーディーな問題解決を目指す法律の専門家集団（2/3）

「傾聴」に重きを置く独自のスタイルで問題解決の糸口を探る

　「弁護士としての実務経験ではまだまだ先輩方にかないませんが、デジタルネーティブ世代として、日々進化するテクノロジーへの対応力はアピールできるかも」と川崎さん。任された案件に力を注ぐなど、実動部隊として大いに活躍。軽やかなフットワークで業務をこなしています。

　「そういえば、大学生の頃はツーリングが趣味で、広島から長崎や東京など、長距離を走ることもありました。今は職務を果たし、実績を重ねることで手一杯。もっぱら足を使う毎日です」と笑います。

　「学生時代はグループで行動するタイプではなかったのですが、愚痴を聞いたり、悩みを打ち明けられたりすることもしょっちゅうでしたね。友人同士で意見が食い違った際には、間に入って調整役をすることもありました」

　周囲から話しやすいと言われることも多く、人当たりがいいとしたら親のおかげだと言います。「実家は自営業で、近所の常連さんと世間話をする両親の姿を見て育ちました。自然とコミュニケーション力が身についたのかもしれません」

　弁護士になってからは、以前にも増して聞き手にまわることを意識しているそうです。

　「面談では結論が見えていても、相手が話し終えるまで耳を傾けます。傾聴することでご本人の気持ちを癒やし、不安を和らげることもありますから」

　依頼者の心情に親身に寄り添う川崎さん。
　一方で、交渉相手の目には、落としどころを見極めるまで粘り強く対話する姿から、「手ごわい存在」として映ることもあるようです。

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