住まいづくりは建物だけではない|金沢で出会った「まちを読む視点」
詩集『まちをまくらに ことばとかたちのはじまり』

建築をつくるとき、まず自分のなかに一つの世界が立ち上がります。
そこにある光や、風の通り方。
人が歩く距離。
窓の向こうに見える景色。
暮らしのなかで交わされる声。
その世界を、施主の方と共有するために
私は図面を描き、言葉を使ってきました。
形になる前の建築を
できるだけ丁寧に説明し尽くそうとしてきました。
詩を書くことも、その延長にあるのだと思います。
建築になる前の景色。
まちを歩くなかで、まだ名前のないまま立ち上がる感覚。
それらを、言葉として受け取り、写真とともに残していく。
詩集『まちをまくらに ことばとかたちのはじまり』は
建築をつくるなかで育ててきた「ことば」が、まちへ向かっていった最初の一冊です。
ことばとかたちのはじまり
そとであそび
歩くことが好きな子供でした
歩くことで
まちにちりばめられた「かたち」と出会い
建築設計の世界へ
空間にふれ
感じ
つくり
伝えようとして
「ことば」をおぼえました
旅をして
惹かれる場所を
写真におさめてきました
まちとともにある
「かたち」と「ことば」のあいだで
あそんでいる
まちが宿した詩がよみとれたとき
まちは別の景色としてたちあがる
詩をつくる人と
よむ人がいるように
建築もつくる人と
よむ人がいる
まちの詩をよむことは
そこにある空間と時間にふれること
まちは
「ことば」と「かたち」に満ちている
眺め
歩き
座り
人は
まちに添って生きている
「ことば」がみえる人
「かたち」がうかぶ人
ふれること
感じることは
誰もができること
好きな方法で
まちとあそぼう
まずはわたしから
かたちとしてある
まちのことばの詩をつくりました
まちまく
はじまり
はじまり
詩集について
『まちをまくらに ことばとかたちのはじまり』は、
まちを眺め、歩き、立ち止まるなかで受け取った景色を、言葉と写真で綴じた詩集です。
広島のまちから生まれた一冊ですが、どこかのまちで暮らし、自分のいる場所をもう一度見つめたい人へ届けたいと思っています。
価格:2,000円
全国へ発送します。
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ことばと詩 建築は詩


