窃盗中毒病 クレプトマニア
今日は、クリスマス・イブです。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日と言われていますが、新約聖書にはキリストの誕生日に関する記述はなく、誕生日には諸説あり、つまり12月25日が誕生日とは一般的にみなされておりません。
クリスマスが12月25日となったのは、冬至祭りが起源だからではないか、という説が有力です。
冬至は、力が衰えた太陽が、再びよみがえって力を増していくターニングポイント、いわば太陽の再生の日ということになります。
サンタクロースの起源については、東ローマ帝国の聖ニコラウスであり、「セント・ニコラウス」がなまって、「サンタクロース」となったという説がほぼ定説に近い有力説です。
聖ニコラウスは、貧しい子どもたちに、プレゼントを配ったという言い伝えがあります。
ところで、サンタクロースは、なぜ夜に、わざわざ煙突を通って部屋に入り、わざわざ靴下の中にプレゼントを入れて帰って行くのでしょうか?
ドアや窓から入ればよいし、煙突がない家や部屋ではどうするのか?
プレゼントを枕元に置くだけでなく、靴下に入れる必要があるのか?
世界の神話・伝説は、ギリシャ神話から日本神話まで、意識的にか無意識的にか、性的なイメージがモチーフにされたものが多いと言われています。
サンタクロースも、伝説の類に入りますが、やはり性的なモチーフに基づく伝説である、というのが心理学の立場からは言われています。
サンタクロースは、もちろん男性ですから、サンタクロースが夜に部屋に来るのは、女性からみた男性との性交渉をイメージしています。
なぜドアや窓ではなく、わざわざ煙突を通るのかについては、性交渉において細長い所を通る必要があるわけで、これについての説明は省きます。
なぜわざわざ靴下にプレゼントを入れるかと言うと、靴下は、心理学では無意識で子宮を指すものだからということです。
そんなこんな考えていると、日本ではクリスマス・イブが聖夜ではなく若いカップルの「性夜」となっていることが嘆かれていますが、そうなるのは何も理由がまったくないことではないのかな、と思います。