失敗したら、総括して下さい。
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『経営活性化の6つの切り口!』
…事業立地・ビジネスモデル・集中度合い・値決め・資金力・
お人好し度合い!
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■「経営がうまく行っている事業体には何らかのルールが存在
するはず」、この仮説の研究には多くの経営者やコンサルタン
ト、学者が関わっていますが、正解は星の数ほど存在するため
に、わかりにくくなっています。
経営の活性化を図ろうと考えておられる社長様は、以下の6つ
にあてはめて確認してみてください。一つの仮説としてご理解
いただければ幸いです。
◆1.事業立地(ポジショニング)を正しく設定できているか?
『…覚えておきたいのは、「一にも、二にも、三にも人」では
ない。一貫してうまくいく有効な解答は、「一にも、二にも、
三にも(事業の)ポジショニング」だ。…』
〔リチャード・コッチ氏(大成功を納めた投資家)〕
『…(高収益企業の研究を通じて)成功例に共通している点は
一目瞭然だった。「事業立地(ポジショニング)」がよいとい
うことだ。仕事の仕方の工夫や製品開発ではなく、そもそも
「何屋さんをやるか」の選び方が優れている。…』
〔三品和広教授(高収益企業研究の第一人者)〕
上記のメッセージは心に留め置いていただきたい内容です。レ
ッドオーシャンのど真中に立っているなら、立ち位置をずらし
てブルーオーシャンを狙うべきです。この事業の立ち位置、事
業立地を確認してください。
◆2.ビジネスモデルを正しく構築できているか?
経営の幅(商品・サービスや販売拠点等)が伸びきったストア
ー型(総合型)のビジネスは総じて苦戦しています。成熟社会
の日本では厳しいようです。脱・ストアー型、プロダクト型
(集中型)からプラットフォーム型を狙う流れが主流です。強
いプロダクトに仕上げた上で、プラットフォームの構築を目指
してください。
※プラットフォーム型の詳細については別途解説します。
◆3.集中するために絞り込めているか?
経営資源が分散していないかの検証も必要です。絞るから強く
なる、絞ることがすべての起点になります。ビジネスモデルそ
のものだけでなく、ありとあらゆるものを絞り込むことで集中
する、この発想が重要です。
◆4.高付加価値を狙っているか?
売上至上主義からの脱却が必要です。必要なのは粗利益であっ
て売上ではありません。繁盛貧乏の原因は過度な売上至上主義
です。「薄利な売上ほど邪魔なモノはない。」、「価格を売る
ための道具に使わない。」この発想を持ってください。
◆5.(借入れても)資金を潤沢に持っているか?
経営の裁量の幅は資金力で決まります。資本(資金)の過多で
勝負が付くケースも少なくありません。中小企業の多くは過小
資本・過小資金です。自己資金がベストですが、金融機関借入
れであっても、できるだけ多くの資金を手元に置いて経営して
ください。
◆6.「お人好し社長」になっていないか?
部下に指示できない、気を使う、ルールを決めない、守らせる
ことができない、中小企業の多くはマネージメントが不在です。
愛と共に鬼を持ち合わせていなければマネージメントは成立し
ません。「お人好し」からの脱却を図ってください。
■経営活性化のための自己診断6カ条!
◆1.事業立地(ポジショニング)の確認!
【□ 事業立地(ポジショニング)を正しく設定できているか?】
⇒レッドオーシャンからブルーオーシャンへ引っ越ししましょ
う。385番目の(何番目かわからない)事業ではなく、どん
なに小さくても1番の事業を持ちましょう。
◆2.ビジネスモデルの確認!
【□ ビジネスモデルを正しく構築できているか?】
⇒脱・ストアー型、プロダクト型(集中型)からプラットフォ
ーム型へ転換しましょう。
◆3.集中度合い(分散度合い)の確認!
【□ 集中するために絞り込めているか?】
⇒絞るから強くなる、絞ることがすべての起点になります。
◆4.安売り傾向の確認!
【□ 高付加価値を狙っているか?】
⇒「薄利な売上ほど邪魔なモノはない。」、「価格を売るため
の道具に使わない。」この発想を持ってください。
◆5.資本(資金)力の確認!
【□ (借入れても)資金を潤沢に持っているか?】
⇒できるだけ多くの資金を手元に置いて経営してください。
◆6.マネージメント力の確認!
【□ 「お人好し社長」になっていないか?】
⇒愛と共に鬼を兼ね備えたマネージメントを行ってください。