経営者に必要な「胆力」とは何か? 「よく考える」この意味をよく考えて見ましょう!
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『単純(Simple)で高収益(Profitable)な経営(=SP経営)を!』
…経営の判断基準は何か?永遠のテーマです。
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大変不透明な時代が続きます。首都圏を中心に緩やかな成長が
持続しているようですが、経済や外交などを正確に予測できる
人はいません。それだけ世の中が複雑で難解な時代になってし
まったのでしょうか。一方、それらの動きに一喜一憂するより
も、自社の経営について、しっかりと考え続けましょう。
皆さま方のお役に立てそうな情報を配信させていただ
きます。少しでも、貴社の経営に役立てれば幸いです。
■単純(Simple)な経営を目指してください。
…分散してはいけません。複雑にしてはいけません。絞り込ん
で単純に仕上げてください。
ビジネスモデルはできるだけ単純にしましょう。事業体の仕組
み自体も単純になります。集中できて強くなります。業務が効
率的になり、ミスも減ります。高品質のサービス・商品を生み
出し、高い収益力を持つことができます。
分散と複雑化は、経営における諸悪の根源です。
■高収益(Profitable)な企業作りを目指してください。
…安売りは絶対にNGです。経営の難易度を著しく高め、かつ、
創造力を奪います。
売れた時には、大きな利益を出せる収益構造を当初から設計し
ましょう。高めの粗利益率の設定、高めの値付けを心掛けてく
ださい。値決めを外すなら高めに外してください。ビジネスと
して完成した時点での営業利益率は20%以上で設計してくださ
い。
安売り戦略は、経営の難易度を高め、事業体の創造力を奪い去
る原因になります。
■手持ち資金を潤沢(Ample)に維持してください。
…資金余力は企業経営の余裕代、時間を提供してくれます。財
務機能を持ってください。
資金は可能な限り潤沢に持ち続けましょう。借入れの金利負担
よりも、資金に困るリスクの方がはるかに深刻であることを認
識してください。また、借入れのタイミングは、自社が資金を
必要とするタイミング(借り手の都合)ではなく、金融機関が
融資できるタイミング(貸し手の論理)に沿うことが重要です。
総じて貸し手の方が強いからです。
資金余力がもたらす経営者の心の余裕と、増加分の金利負担を、
天秤にかけて比較してください。
■変化に対応できる柔軟性(Flexible)のある企業体を維持し
てください。
…計画のずれを想定した経営を行ってください。
計画(売上の達成)が遅れることを想定しながら経営してくだ
さい。「コントロールできない売上を、コントロールできる売
上以外の経費の執行で調整する」、これが経営管理です。経費
の執行をワンテンポ遅らせる…これが不透明な時代に、企業体
力が十分でない事業体が選択すべき経営のコツです。また、遅
れを許容するための資金余力を持てる財務戦略が重要です。
■経営判断を明確(Clearly)にしてください。
…感覚に頼らず、数字を基準にした論理的な経営を行ってくだ
さい。
曖昧な経営判断、お人好しな対応を止めましょう。
経営は、感覚や概念ではなく、数字で管理してください。感覚
や概念を基準に考えると、判断が曖昧になりがちです。数字を
基準にした判断は、その判断の精度を各段に向上させます。
経営が締まります。
経営の判断基準は何か?永遠のテーマです。
経営の判断基準は無限にあります。逆にも真あり、敢えて真逆
を攻めることで成功することもあります。
それでも、王道をお薦めいたします。王道とは、多くの偉人が
語り続けた経営の道です。
上記の方針は、偉人が語る経営の道に近似しているはずです。
当然です、偉人の言葉を借りているからです。
経営者の皆さま方が、理詰めで考えて、腑に落ちた部分につい
ては、今後の指針として、深く、深く…心に刻んでください。