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『経営がうまく行っている会社様には特徴があります。』

石田雄二

石田雄二

テーマ:経営

■経営がうまく行っている会社様には特徴があります。

1.『競合しない』ビジネスを構築できています。
2.『利益を確保できる』利益率が設定されています。
3.『安売りをしない』との決意が固いです。
4.『売上至上主義』ではありません。
また、これらの基本ルールを死守するための勉強に熱心に取り
組んでおられます。勉強熱心です。

◆競合しない!
競合を出来るだけ回避する、ビジネスを設計する時に最初に考
慮すべき事柄です。
同じような商品・サービスを同じように売っていても、上手く
行かないのは当然です。
違う商品・サービスを、違う売り方で、店舗ビジネスでは違う
場所で売る、この原理原則をしっかり確認しましょう。
競合の真ん中で戦う、どんなに頑張り続けても上手く行かない
(売れない)のはこのためかもしれません。

◆利益を確保する!
利益を確保する、ビジネスを設計する時に極めて重要な視点で
す。
同じ投資をして、同じ経費で、同じ売り上げを上げても、その
粗利益率が30%か40%か50%か、この違いは利益に格段
の差をもたらします。その後の経営が大きく変わります。
儲からない利益率を設定したがために、どんなに頑張り続けて
も上手く行かない(利益がでない)のはこのためかもしれませ
ん。

◆安売りをしない!
安売りをしない、販売戦略から安売りの発想を捨ててください。
売上をいくら伸ばしても、その価格を割り引いてしまっては何
の意味もありません。10%の値引きは、最初から利益を10
%放棄することと同義です。
忙しいのに儲からない状況「繁盛貧乏」に陥るのは、安売りを
するから、または、そもそも値決めが安すぎる(※当初から安
売り状態)からかもしれません。

◆売上至上主義に陥らない!
売上ではなく、利益を優先して求めて(管理)ください。
「いくら売れそうか?」「いくら売れた?」ではなく、「いく
ら利益が出そうか?」「いくら利益が出た?」で管理してくだ
さい。
社長は「売上」ではなく「利益」を求めてください。赤字に陥
るのは、そもそも「利益」を最初から求めて(管理)いないか
らかもしれません。

○上手く行かない経営を行っている会社は、案外単純です。上
記の様な基本を外しているからです。軌道を修正してください。
○そもそも上記の基本を外したプラン?で創業を企てる創業者
様も少なくありません。見直してください。

■『経営の方針』、その要諦は『繁盛貧乏に陥らない』ことで
す。再度ご確認ください。

◆力相応オンリーワンを目指す。
 →どこにでもあるネタをビジネスにしない。一工夫、二工夫…
◆低粗利益率のビジネスは行わない。
 →粗利益率30%未満はおすすめしない。
  小資本企業には難解です。
◆価格を売るための道具に使わない。
 →安売りはしない。
◆売上至上主義に陥らない。
 →売上よりも利益を優先する。

この機会にご自身のビジネスモデルを点検してください。
特に、有店舗型のビジネスは、その立地(競合状況)によって
業績が大きく変わります。また、立地の置き換えは容易ではあ
りません。立地の選定には多くのエネルギーを費やしてくださ
い。

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石田雄二
専門家

石田雄二(税理士)

石田雄二税理士事務所

単に安いだけでなく、創業後の会社の管理体制構築までサポートします。また、税理士だけでなく、社労士も在籍しているため、助成金の獲得支援を強みとしている点も好評です。

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