印章彫刻の基本は字法・章法・刀法
書類にハンコを押すとき、安く買った「お手頃な朱肉」を使っていませんか?
時々、お客様から「なんだかうまく押せないんです」と相談を頂くのですが、印そのものには問題は見つからず、使っている「朱肉」が原因でうまく押せないことがあります。
水っぽい朱肉を使うのは、綺麗に押せないだけでなく、大切なハンコにとってもよくありません。
水っぽい朱肉はなぜ良くないの?
水っぽい朱肉は、ハンコの文字の隙間にまでサーッと余分に染み込んでしまいがちです。
水分が多すぎるために
- 紙に押したときに水っぽくてにじんでしまう
- 木製(柘植など)のハンコが水分を吸ってしまい、枠がもろく欠けやすくなる
というトラブルに繋がりかねません。
せっかくの大切な印章が、朱肉のせいで傷んでしまったらとても悲しいですよね。
適度なねばりのある朱肉がベスト
オススメの朱肉は少し「ねっとり」とした適度な粘り気のある朱肉です。
押しやすい朱肉は、油分と色のバランスが良く、ハンコの表面にもすぐなじんでくれます。
だからこそ、軽い力(前回のブログでお話しした「5回ポンポン」ですね!)でも、文字がつぶれずにクッキリと綺麗な朱色となるのです。
もし、お持ちの朱肉を使ってみて「なんだか水っぽいな」と思ったら、別の朱肉を使ってみて欲しいです。
大切な印鑑を長く、綺麗に使い続けるために、ぜひ朱肉の「質」にもこだわってみてください。


