新社会人になる我が子へ贈る「実印」。未来に込める願いと当店のこだわり。
春になると、横田印房にはこんな相談が増えます。
「子どもが今年、就職するんです。実印を贈りたくて。」
お父さん、お母さん、あるいはおじいちゃんやおばあちゃんが、照れくさそうに相談してくださいます。
その眼差しには、深い愛情が宿っています。
社会人になる、ということ
就職は、人生の大きな節目です。
毎日お弁当を作ってきた子どもが、これからは自分の力で生きていく。
「ちゃんとやっていけるかな」と心配しながらも、誇らしい気持ちも込み上げてくる。
そんな時、親や祖父母が贈りたいのは、単なる「モノ」ではないはずです。
「頑張れ」という気持ちを、形にしたもの。
エールになるもの。
実印は、門出のお祝いに贈るのにとてもふさわしい一品です。
実印が必要になる場面とは
社会人になると、実印を使う場面が突然やってきます。
賃貸マンションの契約、自動車の購入、生命保険の手続き。
さらに、住宅ローンや重要な書類への捺印。
そうした「人生の決断の瞬間」に、実印を使います。
実印とは、その人の意思と責任を証明するもの。
だからこそ、一生使い続けられる想いのこもった品を持っていてほしい。
贈る側の、想いや願いが伝わる品物です。
横田印房が手仕上げにこだわる理由
横田印房は、明治29年創業。
130年以上にわたって、広島の方々の実印を彫り続けてきました。
累計50万本の実印を手がけてきた店主の横田は、国家検定一級彫刻技能士であり、日展にも入選した職人です。
横田印房の実印は、すべて手仕上げです。
文字のデザインから印刀での彫刻まで、一本一本職人の手で彫り上げます。
線の太さ、バランスなど全て異なるため、同じ印影は二度と生まれません。
これを「唯一無二」と言います。
つまり、世界にたった一本の実印です。
大切な人生の節目を守るために、これほど頼もしい存在はないと思っています。
想いを込めた贈り物として
実印の相談をうかがってきていると、こんな瞬間に何度も立ち会いました。
就職する子どものために、親が真剣に印材を選ぶ姿。
「丈夫で長持ちするものがいい」
「この子に似合うのはどれだろう」
と、何度も手に取って確かめる。
その時間そのものが、愛情の証なのだなと感じます。
子どもはいつか、大事な契約の場で実印を取り出すでしょう。
そしてふと、「これ、就職のとき親が贈ってくれたんだよな」と思い出す。
実印は、そういう記憶を一緒に刻むことができるものです。
社会に出る大切な人に、一生ものの実印を。
横田印房では、印材選びのご相談もお気軽にどうぞ。



