横田印房の考える佳い印章
1月の成人の日、センター試験が終わり、入学試験のシーズンの到来ですね。
30年以上前の自分の受験、5~7年前の我が子の時、必死だったことが既に懐かしく思い出されます。
自分の時一生懸命なのですが、我が子の時も心配で、でも見守るしかできないのであすが、何かしてやれないものかとやきもきしていたような気がします。
親が子を思う気持ち、又おじいちゃんおばあちゃんが孫を思う気持ちというのは何とも温かいものですね。
頑張った息子や娘に何か贈りものでもして祝福してやりたいと思うのが親心というものだと思います。
ウチははんこやなので、この季節はお祝いにはんこを贈るお客様がよくいらっしゃいます。
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親元を初めて離れ遠方の大学に行く我が子に、仕送りのための銀行口座を作る。そのための「銀行印」。
社会人となる我が子が職場で使う「認印」。
車を買ったり、ベンチャーで起業するときには必要になる「実印」。いつかは相続などでも必要です。
これから社会に出て行けば、もう親が我が子を守ってやる
ことは出来ないかもしれません。自分の力で道を切り開き進んでいかなければならないでしょう。そう考えるといてもたってもおられないという気持ちは親として痛いほどわかります。
印鑑=印章は社会において、人の権利を主張したり、義務を果たすとき自分の代理のような役割を果たしてくれる謂わば分身のようなものです。せめて、ちゃんとした印章をもたせることで、我が子を守ってやりたい、、、。
ウチでお祝いに印鑑を買われるお客様を見ていると、なんかそんな強い親心で贈られているように感じます。
若いときは印鑑がそんなに大事なものだと思わないものです。
でも親から立派な印章を渡され、大事に、慎重に使うんだよと言われたら、大事なはんこを無くしたり、欠かしたり、いい加減な使い方をせずに済むかもしれません。
印鑑を紛失しておこるトラブルや、おかしな契約書に簡単に捺印したりして生じる不利益から逃れることができるかもしれません。
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんのそんな思い、子を思いやる気持ちがはんこを祝いに子供に贈るという行為に含まれているように思えるのです。
だから彫る側もいつも我が子の印を彫るつもりで1本1本心を込めて彫るように心がけなければならないと思っています。
横田印房はんこご注文ページ
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