そばに居ること
新しい年明けを迎えたその日、能登半島地震のニュースに愕然とした。
日を追うごとに、断続的なニュースの映像や新聞記事から、少しずつ被害の範囲の大きさ、深刻さが見えてきた。見える形で現れるのは、倒壊した家屋の数、亡くなった方の数、断裂した道路や田畑、壊れた家屋、避難所の様子、そこに居る他に選択肢のない人々の姿。
この方たちにとって、今何が支えになるのか・・・そんなことを考えながら、普段とあまり変わらない日常が過ぎてゆく。
この同じ時間の流れの中で、今年も全国で大学入学共通テストは実施され、広島では男子駅伝が開催された。この日まで鍛錬を重ねて来たランナーたちの姿を一目見ようと、今年は沿道で応援した。石川県の選手に届けた「頑張れ」の声に思わず力が入った。何かがこみ上げてくるが、まだことばにできない。
このたびの能登半島地震で亡くなられた方、ご遺族の方、被災された方に、心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。