「問題解決モデル」と「関わり成長モデル」について
カウンセリングでは、感じていることや考えていることをコトバにして話すことを大切にしています。Aさんが当たり前のことと信じて疑わないことは、「コトバにするまでもない」ことなので、実際にコトバにはしないでしょう。でも、Aさんにとっての当たり前は、Bさんにとっては、考えたこともないことかもしれません。相手に伝えようとすること、相手をわかろうとすることが、人間関係の基本です。
Aさん自身が信じて疑わないことも、状況次第で、崩れてしまうこともあります。コロナウイルスの感染対策で、私たちの生活、特に人と会う機会や距離感が随分と変わりました。また、ウクライナで起きている悲劇のように、私たちが大切にしていることが一瞬で壊されてしまうことだってあります。相手に伝えようとすること、相手をわかろうとすること、人間関係は日々の小さな努力の積み重ねの他に、作っていく方法はないのではないでしょうか?