エーリッヒ・フロムという人
カウンセリングの、悩みごとへのアプローチには、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、「問題」に目を向けて、解決法を見つけていく方法です。例えば、「人前で話すのが苦手」といった困りごとに対して、どこがどううまくいっていないのかを考えて、対処法を身につけることで、苦手なことを克服できる場合があります。このアプローチでは、問題が生じる場面が具体的であるほど、解決法が見つけやすくなるでしょう。ただ、私たちが生活していく中で、自分の性格の悩み、人との関わりで抱える悩みなどは、すぐに対処法を見つけることが難しいですね。自分や自分に親しい人との関わりは、切っても切れないものだからです。このような悩みを抱えて生きづらさを感じるときは、ゆっくりと安心してお話ができるカウンセリングが役にたつでしょう。成長しながら自分らしく生きていくことを目指すものです。