童心がイノベーションを生む。Muku-studio様の「からくり」に学ぶものづくりの原点
先日、取材会社様に2度にわたって弊社にお越しいただく機会がありました。
1回目は私自身へのインタビュー、2回目は製造現場で働く社員一人ひとりへの取材です。
この2度目の訪問の中で、経営者として改めて考えさせられる出来事がありました。
その日の工場案内は、いつものように製造部長が担当してくれました。
彼女は独自にわかりやすい資料を作成し、見学に来られた方にどう伝えれば理解していただけるかを常に工夫している人物です。
今回もその資料を使いながら、丁寧に案内をしている姿がとても印象的でした。
実は私自身、かつて製造の現場を率いる立場にあった頃は、工場見学のたびに自分で説明をしながら歩いていました。
仕事とは、教え、伝えていくもの。
当時はその想いのもと、自分の言葉で語ることに意味を感じていました。
しかし今、社長という立場になり、同じように現場を回る機会があっても、私は意識してできるだけ口を出さないようにしています。
任せる、という選択もまた、教え伝えることの一つの形なのだと、製造部長の姿を見ながら改めて気づかされました。
経営者が現場に関わり続けることは大切です。
ただ、関わり方には「教える」だけでなく「任せて見守る」という形もある。
むしろ、社員が自分の言葉で語れるようになったとき、それは組織としての成長の証だと感じています。
工場を案内する製造部長の後ろ姿を見ながら、そんなことを考えた一日でした。


