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古川仁章プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

ISO審査から見えた、中小企業が「変化の時代」を生き抜くための柔軟性

古川仁章

古川仁章

テーマ:パイプ加工屋の独り言

皆さま、こんにちは。
株式会社MATSUMURAの古川です。

厳しい暑さが続く季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
製造現場においても、何より「メンバーの安全と健康」を最優先に、熱中症対策を万全にして日々の操業に取り組んでいます。

さて、弊社では先日7月9日・10日の2日間にわたり、ISOの更新審査が実施されました。
おかげさまで大きな指摘事項もなく、無事に終了いたしました。

今回は、この「ISO審査」という一見すると硬いテーマを通して、これからの時代を生き抜く中小企業に必要な「変化への適応力」について、私なりの視点をお届けしたいと思います。



毎年やってくる審査、なぜ「ソワソワ」するのか?


ISOの審査は毎年行われるものです。日頃から現場のメンバーがルールを守り、愚直に品質向上に取り組んでくれているため、「絶対に大丈夫」という確信はあります。
それでも、審査の2日間はどこか心がソワソワしてしまいます。

これは決して「隠し事があるから」ではありません(笑)。
審査という「客観的な視点」が入ることで、「自分たちの当たり前が、独りよがりになっていないか」「形骸化しているルールはないか」という健全な緊張感が走るからです。

自社を客観視するこの緊張感こそが、組織を停滞させないための「良い刺激」になっているのだと感じます。
対応してくれた社員の真摯な姿勢には、経営者として本当に感謝しかありません。



審査の対話から見えてきた「グローバルな変化の波」


今回の審査の中で、改めて「国際規格は生きている」と強く実感する場面がありました。

特に印象的だったのが、以下の2点です。

◎「気候変動」に関する項目の導入:近年の異常気象や環境問題への対応が、規格の対話の中でも重要な要素として求められるようになっています。
◎「ISO9001」の規格改定(本年9月予定):品質マネジメントシステムの国際基準が、時代に合わせて新しくアップデートされようとしています。

これらの動きは、単に「書類のルールが変わる」という話ではありません。
「地球規模の環境変化や社会のニーズに対して、企業としてどう備え、どう適応していくのか」という、本質的な問いを私たちに投げかけているのです。



「ルールを守るため」ではなく「強くなるため」のISO


変化の激しい現代において、かつての成功体験や凝り固まったルールに固執することは、企業にとって最大のリスクになり得ます。

「強い者が生き残るのではない。変化に対応できる者が生き残るのだ」

この有名な言葉通り、私たち中小企業が目指すべきは、強固な鎧をまとうことではなく、「しなやかで、変化に強い組織」をつくることです。

弊社にとってISOとは、単に認証マークを掲げるための道具ではありません。
時代の変化をいち早く捉え、「MATSUMURAに関わるすべての人(社員、お客様、地域社会)が、より良く、健康に、安心して前に進むための共通言語」として活用すべきものだと考えています。

ルールに縛られるのではなく、ルールを味方につけて、自らを常にアップデートしていく。

群馬のものづくりを支える一企業として、私たちはこれからも時代の波に柔軟に適応し、皆さまに信頼される確かな品質と価値を届け続けてまいります。


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古川仁章
専門家

古川仁章(パイプ加工業)

株式会社MATSUMURA

自動車や建設機械、農機等に欠かせない金属パイプの加工に特化。切断、面取り、パイプと金具の多点・大量ろう付け「炉中ろう付け」などに対応し、水素炉によるステンレスのろう付け生産も可能。

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