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草処晋一プロのご紹介

新築からリフォームまで職人技が光る納得の仕上がり(1/3)

群馬県桐生市の木造建築を提供する建築士 草処晋一さん

お客様立ち会いのもと、完成予定図を作り上げていく

 大工の息子として、子供の頃から建築現場を通じて木と慣れ親しんだ草処晋一さん。「永く暮らす家を通して、木のぬくもり、温かさといったものをお客様に十分に感じとっていただきたい」という気持ちから、木は「もく」と読み、それを「モック」と変え、「モックの家」という看板を掲げています。

 「ムク材をはじめ、吟味した素材を職人が丹精を込めて手加工し、伝統技巧を駆使しながら、本格的な木造建築の家を提供できるのが、ウチの強みなんです。そうすることでシックハウス対策にもなり、ムク材が持つ自然呼吸作用も手伝って、夏に涼しく、冬暖かく暮らすことができます」と草処さん。草処さんの木への思い入れは強く、お客様の要望には使う木材から提案していきます。一般的な床板には暖かさを優先させ杉の木を、洋風のリビングダイニングには赤松のフローリングを、平屋のオープンな居間の床にはカバ桜……といったように、木の持ち味を部屋にどう生かすかを専門家としてお客様にアドバイスしています。

 その背景には「お客様が建てる家は、すべてがその人の人生を支える大切な財産である」というポリシーがあります。そのために「お客様に提案するときは、木の特性の長所と短所もすべて説明し、お客様の判断を仰ぎ、すべて納得してもらったうえで施工に取りかかる」とのこと。

 そうはいうものの、設計図だけ見てもなかなかイメージがわかないお客様が多いのも事実。そこで、「モックの家」では、自社にあるスタジオでCADを使い、お客様立会いのもとで、口頭で要望をお聞きしながら、目の前で設計を行うという工夫も取り入れています。

 お客様の要望に応えた設計を行い、目の前で完成した家をCADで見ながら予算に応じて変更していく。カタログで決めるのではなく写真で完成予想図を見ながら、念入りに打ち合わせを重ねて、お客様と一緒に大切な家を丁寧に造りあげていく。これが草処さんが手がける建築の流儀なのです。

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